この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:Oh, go fly a kite!(もう、あっち行ってよ)のように、うるさく干渉してくる相手を追い払うときに使います。
- 違い:Get lost. が強い拒絶なのに対し、go fly a kite は呆れ・軽い苛立ちを含んだ、どこかユーモラスな響きです。
- 別表現:Get out of my hair.(邪魔しないで)、Mind your own business.(余計なお世話)が近い表現です。
直訳すれば「凧でも揚げに行ってきなよ」。go fly a kite は、うるさく口を出してくる相手に対して「あっち行ってて」と追い払う、少しレトロな言い回しです。実際に凧揚げをしてほしいわけではなく、どこか離れたところで勝手にやっててというニュアンスです。
「go fly a kite」の基本的な意味
意味は「邪魔しないでよ・あっち行って」。相手が口うるさかったり、こちらに構いすぎたりするときに、うんざりして言い返す表現です。
get lost のような強い拒絶とは違い、軽い呆れやユーモアが混じっています。本気の喧嘩というより、しつこい相手への「もう、いいから」という感覚に近い表現です。
どんな場面で使うのか
家族や親しい友人が、しつこく口を出してきたとき。冗談交じりに「もう放っておいてよ」と言いたい場面にぴったりです。本気の怒りには向きません。
1950〜60年代のアメリカでよく使われた表現で、今ではやや古風な響きがあります。祖父母世代のセリフとして映画やドラマに登場することもあり、その古さを分かったうえで使うと味わいが出ます。
会話例5選

①しつこい相手に
Oh, go fly a kite! I can handle this myself.
もう、あっち行ってよ。自分でできるから。
②兄弟げんかで
Stop bugging me. Go fly a kite.
いちいち邪魔しないで。あっち行ってて。
③軽い冗談として
You still think I’m wrong? Go fly a kite.
まだ僕が間違ってると思ってるの?もういいよ。
④昔ながらの言い回しとして
My grandpa always tells us to go fly a kite.
うちのおじいちゃん、いつも「あっち行け」って言うんだ。
⑤お節介な忠告に
Tell him to go fly a kite. This isn’t his business.
あの人にはあっち行っててって言っといて。関係ないんだから。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「あっち行って」を表す英語は、怒りの強さと古さで選び分けます。
| 表現 | ニュアンス | 強さ |
|---|---|---|
| go fly a kite | 邪魔しないで(やや呆れ) | 弱い。古風でユーモラス |
| get lost | 消えろ | 強い。怒りを含む |
| get out of my hair | 私にかまわないで | 中。うんざり感 |
| mind your own business | 余計なお世話 | 中。干渉への反発 |
| leave me alone | ほっといて | 中〜強。真剣にも使える |
本気で怒っている場面で使うと、ふざけているように受け取られるおそれがあります。真剣な拒絶を伝えたいなら get lost や leave me alone のほうが適切です。
次に読みたいフレーズ
遠回しな話にしびれを切らしたときの言い方も、あわせて確認しておくと似た場面での語彙が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 命令形でGo fly a kite. がそのまま定型句です。
- やや古風。1950〜60年代のアメリカ英語に由来します。
- 本気の怒りより軽い呆れを伝えるのに向いています。
- 初対面や目上の人には使いません。親しい間柄限定です。
- 強く拒絶したい場面では get lost などに切り替えます。
まとめ:「go fly a kite」の意味
go fly a kite は「邪魔しないでよ・あっち行って」。実際に凧を揚げてほしいわけではなく、しつこい相手をやんわり追い払う、どこかユーモラスな言い回しです。古い映画やドラマで耳にしたときに、意味が分かると楽しめる表現です。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

