この記事の要約(Key Takeaways)
- 「Let it slide.」は「大目に見る、見逃す、目をつぶる」という意味の表現
- 直訳は「それを滑らせる」で、そこから「あえて追及せず流す」というニュアンスになる
- 「this time」を付けて「今回だけは」という限定的な許しを表すことが多い
相手の小さなミスや失礼を「今回は大目に見るよ」と伝えたいとき、英語でどう言えばいいでしょうか?今回は「Let it slide.」の意味・使い方・会話例をまとめて解説します。
「Let it slide.」の基本的な意味
直訳すると「それを滑らせる」となり、そこから「見逃す、目をつぶる、大目に見る」という意味になります。本来なら指摘すべきことを、あえて追及せずにそのまま流すというニュアンスです。
どんな場面で使うのか
相手の小さなミス、遅刻、失礼な発言などをあえて指摘せず許す場面で使われます。「this time(今回は)」を付けることで、「次はダメだけど今回だけは」というニュアンスがより明確になります。
会話例5選

① 職場
A: I’m sorry I was late again.
B: I’ll let it slide this time, but please be on time.
(A: また遅刻してすみません。 B: 今回は大目に見るけど、時間は守ってね)
② 友人
A: Sorry I forgot your birthday call.
B: It’s fine, I’ll let it slide just this once.
(A: 誕生日の電話忘れてごめん。 B: いいよ、今回だけは大目に見るから)
③ 家庭
A: I broke a plate while washing dishes.
B: I’ll let it slide, accidents happen.
(A: 皿洗ってたら割っちゃった。 B: 大目に見るよ、事故は起きるものだから)
④ 学校
A: I forgot my homework again.
B: I’ll let it slide today, but not tomorrow.
(A: また宿題忘れちゃいました。 B: 今日は大目に見るけど、明日はダメだよ)
⑤ カップル
A: I know I said something rude earlier.
B: I’ll let it slide, but let’s talk about it later.
(A: さっき失礼なこと言っちゃったよね。 B: 今回は大目に見るけど、後で話そうね)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「見逃す」系の表現と並べると、Let it slide.の使いどころがはっきりします。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Let it slide. | 大目に見る | 小さなミスや失礼をあえて追及しない |
| turn a blind eye to | 見て見ぬふりをする | 問題を意図的に無視するニュアンスがやや強い |
| forgive | 許す | より正式で感情的な赦しを表す |
| overlook | 見落とす/大目に見る | フォーマルな文章でも使える中立的な表現 |
次に読みたいフレーズ
「見て見ぬふりをする」を表す「turn a blind eye to」も、あえて指摘しない場面で使える表現として一緒に押さえておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 「this time」「just this once」を付けると「今回だけ」という限定のニュアンスが強まる。
- 相手より立場が上の人が使うことが多い(許す側の視点)。
- 深刻な問題には使いにくく、小さなミスや失礼に対して使うのが自然。
まとめ:「Let it slide.」の意味
「Let it slide.」は「大目に見る、見逃す」という意味の表現です。小さなミスや失礼をあえて指摘したくないとき、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
気の利いた一言ほど、知っているだけでは会話で活かせないことが多いものです。
頭で分かっている表現と、実際にとっさに口から出てくる表現には差があります。
その差を埋めるヒントを、10年通訳をしてきた経験から5つにまとめました。

