目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「情状酌量の余地となる事情・酌むべき事情」を表すフォーマルな表現です。
- 責任や罰を軽くする、やむを得ない背景を指します。
- 言い換えはmitigating factors/special circumstances/good reasonなどがあります。
遅刻や違反に「やむを得ない事情があった」と伝えたいとき、フォーマルな場面でネイティブが使うのが「extenuating circumstances」です。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「extenuating circumstances」の基本的な意味
extenuate は「(罪や責任を)軽くする」、circumstances は「事情」。合わせて「責任を軽くする事情=情状酌量の余地となる事情」という意味になります。法律・ビジネス・学校など、あらたまった場で使われる硬めの表現です。
どんな場面で使うのか
遅刻・欠席・締切超過・違反などに、やむを得ない背景があったと説明したり考慮したりする場面で使います。書面や公式なやり取りでよく登場する、責任の重さを和らげるための表現です。
会話例5選

① 職場
A: He missed the deadline again.
B: There were extenuating circumstances. His father was ill.
(A: 彼また締切を落とした B: やむを得ない事情が…お父さんが病気で)
② 学校
A: Can I get an extension?
B: Only with extenuating circumstances.
(A: 延長はもらえますか B: 相応の事情がある場合のみです)
③ 法的
A: Why was the sentence reduced?
B: The court found extenuating circumstances.
(A: なぜ減刑されたの? B: 裁判所が酌量すべき事情を認めたんだ)
④ ビジネス
A: We’re canceling the contract.
B: Unless there are extenuating circumstances.
(A: 契約を打ち切ります B: よほどの事情がなければね)
⑤ フォーマルな連絡
A: The refund policy is strict.
B: We make exceptions for extenuating circumstances.
(A: 返金規定は厳しいです B: やむを得ない事情には例外を設けます)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「事情・理由」系の表現と並べると、extenuating circumstances の硬さと使いどころがはっきりします。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Extenuating circumstances | 情状酌量の余地(硬い) | 法律・公式な場 |
| Mitigating factors | 責任を軽くする要因 | 法的・評価の場 |
| Special circumstances | 特別な事情 | やや柔らかい公式 |
| Good reason | 正当な理由 | 日常的で口語的 |
次に読みたいフレーズ
相手のやむを得ない事情に「それは大変だったね」と寄り添う表現も、あわせて押さえておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 責任や罰を軽くする「やむを得ない事情」を指します。
- 法律・ビジネス・学校などフォーマルな場で使います。
- くだけた場では good reason など柔らかい言い方にします。
- 法的な文脈では mitigating factors が近い表現です。
まとめ:「extenuating circumstances」の意味
「extenuating circumstances」は、責任や罰を軽くする「情状酌量の余地となる事情」を表す硬めの表現です。法律・ビジネス・学校などのあらたまった場にぴったり。くだけた場では good reason に言い換えて、場面に合わせて使い分けましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

