この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:This jacket is a hand-me-down from my brother.(このジャケット、兄のお下がりなんだ)のように、譲り受けた品を指します。
- 違い:used が中古品全般を指すのに対し、hand-me-down は家族や身近な人から直接譲られたものに限られます。
- 別表現:secondhand(中古の)、hand down(動詞形。譲り渡す)が関連語です。
手から手へ、下へ下へと渡っていく。hand-me-down はその動きをそのまま名詞にした言葉です。「お下がり」。兄から弟へ、姉から妹へ。服やおもちゃが世代を超えて受け継がれる、あの温かみのある習慣を表します。
「hand-me-down」の基本的な意味
意味は「お下がり・譲り受けた品」。hand me down(私に手渡して下ろす)という動詞句が、そのままハイフンでつながれて名詞になりました。
典型は兄弟姉妹の間での譲り渡しです。年上から年下へ、服やランドセル、自転車が渡っていく。血縁や身近な関係が前提にある点が、単なる中古品とは違います。
どんな場面で使うのか
家族の思い出話、子育ての話題、節約の工夫。否定的な意味は基本的にありません。むしろ「大事にされてきたもの」という温かい響きを持つことが多い表現です。
比喩的にも使えます。伝統や習慣が世代から世代へ受け継がれる様子を表すときにも登場します。物だけでなく、文化的な継承にも応用が利く語です。
会話例5選

①服について
This jacket is a hand-me-down from my brother.
このジャケット、兄のお下がりなんだ。
②子育ての話題で
Most of her toys are hand-me-downs from her cousin.
あの子のおもちゃ、ほとんどいとこからのお下がりなの。
③動詞として
My mom handed down this watch to me.
この時計、母から譲り受けたんだ。
④節約の話で
We save a lot by using hand-me-downs.
お下がりを使うことで、かなり節約になってるよ。
⑤比喩的に
This recipe is a hand-me-down from my grandmother.
このレシピ、祖母から代々受け継がれてきたものなんだ。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
譲り受けたものを表す語は、誰から誰へ渡ったかで使い分けます。
| 表現 | ニュアンス | 渡す相手 |
|---|---|---|
| hand-me-down | お下がり | 家族・身近な人から |
| secondhand | 中古の | 不特定。店や他人から |
| used | 使用済みの | 中立。中古品全般 |
| vintage | 年代物の・味わいのある | 好意的な中古の言い方 |
| hand down | 譲り渡す(動詞) | 渡す側の行為を表す |
secondhand との違いを覚えておくと便利です。フリマで買った服は secondhand、兄から譲られた服はhand-me-down。取引か、譲渡かという関係性の違いが、そのまま単語の違いになっています。
次に読みたいフレーズ
家族から受け継ぐものといえば、性格や特徴も話題になります。血のつながりを感じさせる表現もあわせて確認してみてください。
使い方のポイント・注意点
- 名詞はhand-me-down(s)。複数形もよく使われます。
- 動詞はhand down。ハイフンなしで、渡す側の行為を表します。
- 基本的に好意的な響き。惨めさを表す語ではありません。
- 物だけでなく、レシピや習慣など比喩的にも使えます。
- 他人から買った中古品には secondhand や used を使います。
まとめ:「hand-me-down」の意味
hand-me-down は「お下がり」。手から手へ、下へ下へと渡っていく——その動きがそのまま名前になった、温かみのある言葉です。家族の歴史や思い出とセットで語られることも多く、単なる中古品とは違う響きを持っています。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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