目次
この記事の要約
- 会話例で「ちょっとやってみていい?」の自然な言い方がわかる
- have a crack at と give it a shot / have a go などの違いがわかる
- 和製英語の challenge を避けた、ネイティブの別表現が身につく
「ちょっとやってみる」を、つい challenge と言っていませんか?
口語で自然なのは have / take a crack at it。気軽に「試してみる・挑戦してみる」と言える便利な表現です。
記事の信憑性
筆者はアメリカ在住5年、米国大学を卒業。ニューヨークで約2年間プロジェクトに関わりました。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳を約10年担当していました。
「have a crack at」の基本的な意味
have a crack at something(=take a crack at something)で、
「〜を試しにやってみる・挑戦してみる」という意味です。
have a crack at something:to try to do something(英英の定義より)
Just let me have a crack at it. なら「ちょっと(私に)やらせてみて」。
have でも take でも、ほぼ同じ意味で使えます。
どんな場面で使うのか
難しい作業を引き受けるとき、初めてのことに挑むとき、「代わりにやってみようか」と申し出るとき。
気軽でカジュアルな響きで、日常でも仕事の口頭でもよく使われます。
会話例5選

① 仕事で
A: I can’t figure out this bug.
(このバグ、どうにも解決できなくて)
B: Let me have a crack at it.
(ちょっとやらせてみて)
② 新しいことに
A: Have you ever made sourdough?
(サワードウのパン、作ったことある?)
B: No, but I’d love to take a crack at it.
(ないけど、ぜひやってみたいな)
③ 趣味で
A: Want to try the climbing wall?
(あのクライミングウォール、やってみる?)
B: Sure, I’ll have a crack at it.
(うん、ちょっと挑戦してみる)
④ 手伝いを申し出る
A: I’ve been stuck on this for an hour.
(これ、1時間も詰まってて)
B: Mind if I take a crack at it?
(代わりにやってみてもいい?)
⑤ 初挑戦で
A: It’s pretty tricky for a first-timer.
(初めてだと結構むずかしいよ)
B: I know, but let me have a crack at it.
(だよね。でもとりあえずやってみる)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「やってみる」系の表現はたくさんあります。
カジュアル度や響きで、次のように使い分けられます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| have / take a crack at it | 気軽に「ちょっとやってみる」。口語の定番 |
| give it a shot / give it a try | 試してみる。最も一般的で使いやすい |
| have a go at it | やってみる(イギリス英語でよく使う) |
| take a stab at it | 難しめのことに「とりあえずやってみる」 |
| take a whack at it | くだけて「やってみる」 |
次に読みたいフレーズ
いちばん使いやすい言い換えが give it a shot。あわせて覚えると表現の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- have a crack at / take a crack at どちらもOK
- 「やらせて」は Let me have a crack at it.
- カジュアルな響き。文書では attempt も無難
- 和製英語に注意:「新しいことにチャレンジ」を I challenge 〜 とは言わない。try / take on / give it a shot を使う(challenge の使い方)
- crack up(大笑いする)は別の意味なので混同しない
まとめ:「have a crack at」の意味
have / take a crack at it は「ちょっとやってみる・挑戦してみる」。
和製英語の challenge に頼らず、give it a shot や have a go と使い分ければ、「やってみる」を自然に言い分けられます。
次のステップ:表現を”使える”英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ”知っているのに口から出てこない”のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

