目次
この記事の要約
- 会話例で「窓を少しだけ開けて」の自然な頼み方がわかる
- crack(少し開ける)と open(ふつうに開ける)の違いがわかる
- 窓だけでなくドアにも使える、ajar などの別表現が身につく
窓を「ほんの少しだけ」開けてほしいとき、open the window では全開のように聞こえることがあります。
そこでネイティブが使うのが crack。今日はこの自然な言い方をまとめます。
記事の信憑性
筆者はアメリカ在住5年、米国大学を卒業。ニューヨークで約2年間プロジェクトに関わりました。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳を約10年担当していました。
「crack the window」の基本的な意味
crack には「少しだけ開ける」という意味があります。
名詞の a crack(隙間)を作るイメージで、Can you crack the window? なら「窓を少しだけ開けてくれる?」です。
crack a window/door:to open it a small amount(英英の定義より)
「ヒビが入る」の crack と同じ単語ですが、ここでは「ほんの少し開ける」の意味で使われます。
どんな場面で使うのか
車内や部屋の換気、エアコンが効きすぎているとき、料理のにおいを逃がしたいとき、就寝時に少しだけ空気を入れたいとき——
「全開はいらないけど、ちょっとだけ」という場面の定番です。
会話例5選

① 車で
A: Can you crack the window? It’s a little stuffy.
(窓ちょっと開けてくれる?少しこもってて)
B: Sure, good idea.
(いいよ、そうしよう)
② 部屋の換気
A: Mind if I crack a window?
(窓、少し開けてもいい?)
B: Go ahead—some fresh air would be nice.
(どうぞ。空気を入れ替えたいよね)
③ 就寝時
A: Isn’t it cold with the window open?
(窓開けてて寒くない?)
B: I just crack it at night. I sleep better.
(夜は少しだけ開けるんだ。その方がよく眠れて)
④ 申し出る
A: It’s getting warm in here.
(ここ、暑くなってきたね)
B: You want me to crack the window?
(窓、少し開けようか?)
⑤ ドアにも使える
A: Could you crack the door so the cat can get out?
(猫が出られるよう、ドアを少し開けてくれる?)
B: Done.
(はい、開けたよ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「開ける」も、開け方の度合いで言い方が変わります。
crack は“少しだけ”がポイントです。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| crack the window | ほんの少しだけ開ける(隙間を作る) |
| open the window | ふつうに開ける(程度は文脈次第) |
| open the window all the way | 全開にする |
| leave the window ajar | 少し開けたままにしておく(ajar=半開き) |
| crack the door | ドアを少し開ける(窓と同じ使い方) |
次に読みたいフレーズ
「〜してくれる?」と頼むときは、Do you mind? を使うとより丁寧になります。答え方のコツもあわせてどうぞ。
使い方のポイント・注意点
- crack = 少しだけ開ける。窓にもドアにも使える
- 名詞 a crack(隙間)を作るイメージ
- 「全開」は open it all the way
- カジュアルな言い方。前に Can you / Could you / Mind if I を付ける
- 「ヒビが入る」の crack と同じ語だが、ここでは別の意味
まとめ:「crack the window」の意味
crack the window は「窓を少しだけ開ける」。
open だと全開に聞こえる場面でも、crack なら“ちょっとだけ”が正確に伝わります。ドアにも同じように使えます。
次のステップ:表現を”使える”英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ”知っているのに口から出てこない”のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

