目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「Pick a lane.」=「どっちかにしなさい(立場をはっきりさせて)」
- 意味の違い:直訳は「車線を選べ」。矛盾した態度・コロコロ変わる立場に対して一つに決めろと促す比喩
- 別表現:決断を促すならMake up your mind、曖昧をやめさせるならDon’t sit on the fence
言うことがコロコロ変わる人、矛盾した態度をとる人に「どっちかにしてよ!」と言いたいとき、ネイティブは「Pick a lane.」と言います。車の運転にたとえた面白い表現を、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「Pick a lane」の基本的な意味
直訳は「車線(レーン)を選べ」。車線をふらふら変える運転が危ないように、態度や意見が一貫しない人に「どちらか一つに決めろ・立場をはっきりさせろ」と促す比喩表現です。日本語の「どっちかにしなさい」「はっきりして」に近い響きです。
トーンはややきつめの命令。矛盾やダブルスタンダードを指摘するときに使われ、くだけた会話で相手をたしなめる一言になります。
どんな場面で使うのか
意見がコロコロ変わる人、相反することを同時に求める人、立場をはっきりさせない人に対して使えます。友人同士の軽いツッコミから、議論で一貫性のなさを指摘する場面まで幅広く活躍。ストレートな表現なので、相手やトーンには少し配慮すると安心です。
会話例5選

① 矛盾した態度
A: I’m an adult—but can I have some allowance?
B: Pick a lane!
(A: 俺はもう大人だ、でもお小遣いちょうだい B: どっちかにしなよ!)
② 意見がコロコロ
A: I love the plan. Well, actually I hate it.
B: Come on, pick a lane.
(A: この計画最高、いや、やっぱ嫌い B: もう、どっちかにして)
③ ダイエット
A: I want to lose weight, but pass me the cake.
B: Pick a lane, honestly.
(A: 痩せたい、でもケーキ取って B: 正直、どっちかにしなよ)
④ 立場が曖昧
A: I support both sides, kind of.
B: You need to pick a lane on this.
(A: どっちの立場も…まあ支持してる B: これは立場をはっきりさせないと)
⑤ 買い物で決められない
A: The blue one? No, the red. Or blue?
B: Just pick a lane!
(A: 青? いや赤、やっぱ青? B: もうどっちかにして!)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「はっきり決めさせる」系は、焦点が少しずつ違います。下の表で整理します。
| 表現 | 焦点 | ニュアンス |
|---|---|---|
| Pick a lane. | 一貫性 | 矛盾をやめて一つに決めろ |
| Make up your mind. | 決断 | 迷ってないで決めて |
| Take a stand. | 立場 | はっきり立場を取れ |
| Don’t sit on the fence. | 中立回避 | どっちつかずをやめろ |
Pick a lane は特に「矛盾・一貫性のなさ」を突く点が持ち味。単に決められない相手には Make up your mind の方が自然です。
次に読みたいフレーズ
煮え切らずグズグズ迷う様子を表す「hem and haw」もあわせて覚えると、優柔不断まわりの表現が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 矛盾・一貫性のない態度をたしなめる比喩
- ややきつめの命令。相手とトーンに配慮を
- 友人同士の軽いツッコミにも使える
- 単に決断を促すなら Make up your mind
- 立場を取れと言うなら Take a stand
まとめ:「Pick a lane」の意味
「Pick a lane.」は、車線選びにたとえて矛盾した態度をやめて一つに決めろと促す表現。Make up your mind や Take a stand との違いは「一貫性のなさを突く」点にあります。ややストレートな一言なので、トーンを添えて上手に使いましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

