目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「Let me lay my cards on the table.」=「正直に、包み隠さず話させて」
- 意味の違い:由来はカードゲーム。自分の考え・意図を包み隠さず明かす=正直になる。lay は put に置き換え可
- 別表現:隠し事を白状するならcome clean、最初から率直ならbe upfront
腹を割って、正直に本音や意図を明かしたい——そんなとき使えるのが「lay your cards on the table」です。カードゲームで手札を見せる情景から生まれたイディオムを、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「lay your cards on the table」の基本的な意味
直訳は「自分のカードをテーブルに置く」。カードゲームで手札を見せる情景から、自分の考え・意図・情報を包み隠さず明かす=正直になるという意味になります。日本語の「手の内を明かす」「腹を割る」に近い表現です。
lay はput に置き換え可能(put your cards on the table)。交渉や真剣な話し合いで、駆け引きをやめて率直になるときによく使われます。
どんな場面で使うのか
交渉で条件を率直に提示するとき、気持ちや意図を正直に打ち明けるとき、駆け引きをやめて本音で話し合いたいときなどに使えます。ビジネスから人間関係まで、「正直に向き合う」姿勢を示す、少しあらたまった表現です。
会話例5選

① 交渉(条件を明かす)
A: Let’s stop the guessing—lay your cards on the table.
B: Fair enough. Here’s our real budget.
(A: 探り合いはやめて、正直に話そう B: いいよ、これが本当の予算だ)
② 恋愛(気持ちを打ち明ける)
A: I’ll lay my cards on the table—I really like you.
B: I’m glad you told me.
(A: 正直に言うね、君のことが本当に好きなんだ B: 言ってくれて嬉しい)
③ 職場(本音を言う)
A: Can we speak frankly?
B: Yes—let me lay my cards on the table.
(A: 率直に話せる? B: うん、包み隠さず言わせて)
④ 友人(正直に)
A: Just put your cards on the table already.
B: Okay, here’s what I really think.
(A: もう正直に言っちゃいなよ B: わかった、本当はこう思ってる)
⑤ 家族(隠し事をやめる)
A: It’s time to lay our cards on the table.
B: Agreed. No more secrets.
(A: そろそろ全部正直に話そう B: 賛成、もう隠し事はなしだ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「正直になる」系は、明かし方が少しずつ違います。下の表で整理します。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| lay your cards on the table | 考え・意図を包み隠さず明かす |
| come clean | 隠していたことを白状する |
| be upfront | 最初から率直・正直である |
| show your hand | (つい)手の内・意図を見せてしまう |
lay your cards on the table は「あえて率直に明かす」前向きな姿勢。隠し事の白状なら come clean、うっかり手の内を見せるなら show your hand と使い分けます。
次に読みたいフレーズ
隠していたことを正直に白状する「come clean」もあわせて覚えると、正直さを表す表現の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- lay は put に置き換え可能
- 交渉・真剣な話し合いで率直になるときに使う
- あえて正直に明かす、前向きな姿勢を示す
- 隠し事の白状は come clean が近い
- ややあらたまった響きがある
まとめ:「lay your cards on the table」の意味
「lay your cards on the table」は、カードゲームに由来する考えや意図を包み隠さず明かす=正直になるイディオム。lay は put に置き換え可。come clean や be upfront との違いを押さえれば、駆け引きをやめて率直に向き合う姿勢を、英語で的確に示せます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

