【完全解説】通訳者が教える「That’s a given」の意味・使い方・会話例文5選

この記事を書いた人

アメリカ在住5年・米国サンフランシスコ州立大学卒業。企業の代表取締役の専任通訳・翻訳を約10年担当。YouTubeチャンネル「筋トレ英会話」運営。

「That’s a given」の基本的な意味

英語の会議やドラマを見ていると、サラッと出てくる “That’s a given.” というフレーズ。聞いたことはあるけど意味がよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

“That’s a given” は、「それは当然のことだ」「言うまでもない」「わかりきっている」 という意味の表現です。”given” はここでは名詞として使われており、「前提となっていること」「自明のこと」を指します。

つまり “That’s a given.” は「それはもう既成事実・前提だよ」というニュアンスで、わざわざ説明するまでもない当たり前のことを指摘するときに使われます。

どんな場面で使うのか

このフレーズはビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われます。特に議論や話し合いの中で「その点は前提として共有されている」と確認したいときに重宝します。

また、褒め言葉への返答として “That’s a given!” と言うと「そんなの当然でしょ!」という自信満々なニュアンスにもなります。文脈によって謙虚にも自信たっぷりにも使えるのがポイントです。

会話例

場面1:職場での会議

A: We need to make sure the client presentation is polished. (クライアントへのプレゼンは完璧に仕上げないといけないね。)

B: That’s a given. But we also need to make sure our data is up to date. (それは当然として、データが最新かどうかも確認しないといけないね。)

A: Good point. Let’s double-check everything before Thursday. (確かに。木曜日までに全部見直そう。)

場面2:友人との会話

A: Do you think he’ll show up on time? (彼、時間通りに来ると思う?)

B: Are you kidding? He’s always early — that’s a given. (冗談でしょ?彼はいつも早く来るよ。それは間違いない。)

場面3:恋愛・カップルの会話

A: You’ll be there for my graduation ceremony, right? (卒業式、来てくれるよね?)

B: That’s a given! I wouldn’t miss it for the world. (当たり前でしょ!絶対に行くよ。)

場面4:SNS・コメント欄

Post: “Hard work beats talent when talent doesn’t work hard.” (努力は、努力しない才能に勝る。)

Comment: That’s a given, but most people forget it the moment things get tough. (それは当然のことだけど、ほとんどの人は苦しくなった瞬間にそれを忘れてしまう。)

場面5:ビジネスメール・フォーマルな場面

A: I assume quality control will be your top priority. (品質管理が最優先事項だと思いますが。)

B: That’s a given. We have a zero-tolerance policy for defects. (もちろんです。欠陥に対してはゼロ容認の方針をとっています。)

通訳者が教えるニュアンスの深掘り

“That’s a given.” は一見シンプルですが、似た表現と比べるとそれぞれ微妙にニュアンスが異なります。

表現意味ニュアンス・特徴
That’s a given.それは当然・前提前提として共有済みのことを確認する。ビジネス〜日常まで幅広く使える
That goes without saying.言うまでもないやや格式ある表現。強調のニュアンスが強め
Obviously.明らかに・当然短くシャープ。言い方によっては「そんなこともわからないの?」と聞こえることも
Of course.もちろん最も汎用的。肯定・同意・当然の意をすべてカバー
Needless to say.言うまでもなく書き言葉・フォーマルな場面向き

“That’s a given.” の特徴は、「すでに前提として合意されている」という共有感にあります。単に「当然だ」と言うだけでなく、「お互いわかってるよね?」という確認のニュアンスが含まれています。

「筋トレ英会話」的な覚え方

given = 与えられた事実 = 前提・当然のこと

このイメージで、次の3フレーズをセットで覚えましょう。

  1. “That’s a given.”(それは当然・前提だ)→ 議論の前提を確認するときの定番
  2. “Take it as a given.”(それを前提として捉えて)→ 指示や説明で使える応用表現
  3. “It’s a given that ~.”(〜は当然のことだ)→ 文章や説明の中で使える書き言葉寄りの表現

“given = 前提・自明” の感覚をつかめば、どのフレーズも自然に使いこなせます。

使い方のポイント・注意点

  • ビジネスでも日常でも使える:”That’s a given.” はフォーマルにもカジュアルにも対応できる便利な表現です。
  • “Obviously” との使い分け:”Obviously” は言い方次第で上から目線に聞こえることがありますが、”That’s a given.” はより中立的でスマートな印象を与えます。
  • 強調したいときは語尾を上げる:”That’s a given!” と語尾を上げると「そんなの当たり前でしょ!」という強い確信のニュアンスになります。
  • 書き言葉でも使える:”It is a given that quality matters.” のように、レポートやメールなどでも自然に使えます。

まとめ:「That’s a given」の意味

“That’s a given” は**「それは当然のこと・前提だ」**という意味の表現です。ビジネスから日常会話まで幅広く使えるうえ、”Obviously” より上品でスマートな印象を与えます。職場でも友人との会話でも使いやすい万能フレーズなので、ぜひ今日から積極的に取り入れてみてください!

まとめて覚えると会話で使いやすくなります。ネイティブがよく使うフレーズは、以下の一覧で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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