目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “bite the bullet” は「(嫌なことを)覚悟を決めてやる・歯を食いしばって耐える」を意味するイディオムだ。
- 避けられない困難・嫌な作業に思い切って取り組む場面で使われる。“I just bit the bullet and did it.”・”You’ll have to bite the bullet.”・”Let’s bite the bullet.” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- 麻酔がない時代に負傷兵が弾丸を噛んで痛みに耐えたという語源があり、「痛みを覚悟で受け入れる」というニュアンスがポイントだ。
「思い切ってやるしかない」「覚悟を決めて取り組む」を英語でどう表現するか。ネイティブが使う力強いイディオムが “bite the bullet” だ。
「bite the bullet」の基本的な意味
結論から言うと、“bite the bullet” は「(嫌なこと・避けられないことを)覚悟を決めてやる・歯を食いしばって耐える」を意味するイディオムだ。
語源は麻酔がなかった時代、負傷兵が手術の痛みに耐えるため弾丸(bullet)を噛んだという説。そこから「つらいことを覚悟で受け入れる」という意味になった。先延ばしにしていた嫌なこと・避けられない困難に思い切って取り組むときに使われる。
どんな場面で使うのか
- 嫌な作業に思い切って取り組むとき:先延ばしにしていたことをやると決めたとき
- 避けられない困難を受け入れるとき:逃げられない状況で覚悟を決めるとき
- 高額な出費を決断するとき:高いけれど必要なものを思い切って買うとき
- つらい決断を下すとき:痛みを伴う選択をするとき
会話例5選

① 嫌な作業を思い切ってやるとき
Kate: Have you finished your tax return yet?
(確定申告もう終わった?)
Hiro: I finally bit the bullet and did it last night. What a relief.
(昨夜やっと覚悟を決めてやったよ。ほっとした。)
② 避けられない困難に立ち向かうとき
Tom: I’ve been putting off that difficult conversation with my boss.
(上司との難しい話をずっと先延ばしにしてるんだ。)
Sarah: You’ll just have to bite the bullet and talk to him.
(覚悟を決めて話すしかないよ。)
③ 高額な出費を決断するとき
Mia: My laptop keeps crashing, but a new one is so expensive.
(ノートパソコンがすぐ落ちるんだけど、新しいのは高くて。)
Hiro: Sometimes you just have to bite the bullet and invest in a good one.
(思い切って良いものに投資するしかないときもあるよ。)
④ つらい決断を促すとき
Kate: I know I need to quit this job, but I’m scared.
(この仕事を辞めるべきだとわかってるけど、怖いんだ。)
Tom: Sometimes you have to bite the bullet and take the leap.
(覚悟を決めて飛び込むしかないときもあるよ。)
⑤ チームで困難に取り組むとき
Sarah: This project is going to require a lot of overtime.
(このプロジェクトはかなりの残業が必要になるね。)
Hiro: Let’s just bite the bullet and get it done.
(覚悟を決めてやり切ろう。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「覚悟を決める・耐える」を表す似た表現と比較しておこう。
| 表現 | ニュアンス |
| bite the bullet | 嫌なことを覚悟を決めてやる。痛みを受け入れて取り組むニュアンス。 |
| brace yourself | (衝撃に備えて)心の準備をする。これから来る困難に身構える。 |
| grin and bear it | 笑顔で我慢する・じっと耐える。不満を表に出さず耐えるニュアンス。 |
| suck it up | つべこべ言わず耐える。よりカジュアルで突き放した言い方。 |
| take the plunge | 思い切って始める。リスクのある決断に踏み切るニュアンス。 |
“bite the bullet” の特徴は「避けられない嫌なことを覚悟で受け入れる」という点。”take the plunge” が前向きな挑戦なのに対し、”bite the bullet” は痛みを伴う決断のニュアンスが強い。
同じく覚悟・決断を表すネイティブ表現です。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
- “bite the bullet and + 動詞” の形が定番:”bite the bullet and do it”(覚悟を決めてやる)のように動詞を続ける。
- 過去形は “bit the bullet”:”I bit the bullet.”(覚悟を決めてやった)と不規則変化する。
- 痛みを伴う決断に使う:単なる挑戦ではなく「嫌だけどやるしかない」というニュアンスのときに使う。
- カジュアル・ビジネス両方で使える:日常会話でもビジネスでも自然に使えるイディオムだ。
まとめ:「bite the bullet」の意味
“bite the bullet” は「覚悟を決めてやる・歯を食いしばって耐える」を意味するイディオムだ。避けられない困難・嫌な作業に思い切って取り組むときに使える。”bite the bullet and + 動詞” の形でそのまま覚えておくと、決断の場面で力強く使えるようになる。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

