目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「Don’t get too worked up over it.」=「そのことでそんなにカッカしないで」
- 意味の違い:get worked up は興奮する・気をもむ・取り乱す。感情的になりすぎる様子を表す
- 別表現:パニックならfreak out、冷静さを失うならlose your cool
「そんなにカッカしないで」「気をもみすぎだよ」と相手をなだめたいとき、ネイティブは「Don’t get worked up」と言います。work(働く)から意味が離れるこの表現を、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「get worked up」の基本的な意味
get worked up は興奮する・気をもむ・取り乱す・カッカするという意味です。怒り・不安・緊張など、感情が高ぶって落ち着かない状態を指します。日本語の「熱くなる」「気をもむ」「テンパる」に近い表現です。
over ~ / about ~ で「〜のことで」と原因を示します。Don’t get too worked up over it. の形で、相手をなだめる決まり文句としてよく使われます。
どんな場面で使うのか
心配しすぎている人、些細なことで怒っている人、試験や本番前に緊張しすぎている人をなだめるときに使えます。自分について「つい熱くなっちゃって」と振り返るときにも便利。相手を落ち着かせる、やさしいトーンの表現です。
会話例5選

① 心配しすぎ
A: What if the interview goes badly?
B: Don’t get too worked up over it—you’re ready.
(A: 面接失敗したらどうしよう B: そんなに気をもまないで、準備はできてる)
② 些細なことで
A: He didn’t reply to my text yet!
B: Don’t get worked up over a text.
(A: 彼まだ返信くれない! B: メッセージ一つでカッカしないで)
③ 本番前の緊張
A: I’m so nervous about the speech.
B: Try not to get too worked up.
(A: スピーチ緊張する B: あまりテンパらないようにね)
④ ニュースに憤慨
A: This headline makes me so mad!
B: Don’t get worked up over the news.
(A: この見出し腹立つ! B: ニュースで熱くならないで)
⑤ 自分を振り返る
A: Sorry, I got all worked up earlier.
B: It’s okay, we all do sometimes.
(A: さっきはつい熱くなってごめん B: いいよ、誰でもあることさ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「取り乱す・冷静さを失う」系は、強さや種類が違います。下の表で整理します。
| 表現 | 強さ | ニュアンス |
|---|---|---|
| get worked up | 中 | 興奮する・気をもむ・カッカする |
| freak out | 強 | パニックになる・取り乱す |
| lose your cool | 中〜強 | 冷静さを失う・キレる |
| get bent out of shape | 中 | 些細なことでムキになる |
get worked up は怒りにも不安にも使える幅広い表現。強いパニックなら freak out、キレる方向なら lose your cool が近いニュアンスです。
次に読みたいフレーズ
カッカした相手を落ち着かせる「keep your shirt on(落ち着いて・焦らないで)」もあわせて覚えると、なだめる表現の引き出しが増えます。
使い方のポイント・注意点
- over ~ / about ~ で「〜のことで」と原因を示す
- Don’t get too worked up over it. でなだめる定番
- 怒り・不安・緊張など幅広い感情に使える
- all worked up で「すっかり取り乱して」
- 強いパニックは freak out が近い
まとめ:「get worked up」の意味
「get worked up」は、興奮する・気をもむ・カッカするという感情の高ぶりを表す表現。Don’t get too worked up over it. で相手をやさしくなだめられます。freak out や lose your cool との強さの違いを押さえれば、感情の状態を的確に言い分けられます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。
