怖い話や急な出来事で誰かをドキッとさせる、そんな「おびえさせる」様子を表すのが「put the wind up someone」というイディオムです。
この記事の要約
- 「put the wind up someone」は「(人を)おびえさせる、不安にさせる」という意味のイディオム
- イギリス英語でよく使われる、やや口語的な表現
- 「scare someone」「freak someone out」など似た表現との違いも解説
恐怖そのものよりも、じわじわとした不安を与えるニュアンスが強い表現です。
「put the wind up someone」の基本的な意味
「put the wind up someone」は「誰かに風を送り込む」が直訳ですが、実際には「(人を)おびえさせる、不安にさせる」という意味のイディオムです。イギリス英語でよく使われ、やや古めかしくもユーモラスな響きを持ちます。
「That noise put the wind up me.」なら「あの音で不安になった、ドキッとした」という意味になります。
どんな場面で使うのか
怖い話をして誰かを怖がらせたとき、突然の出来事で誰かを不安にさせたとき、脅すつもりはなくても相手を心配させてしまったときなど、「不安・恐怖を与えた」場面で使われます。
会話例5選

職場で
A: That sudden fire alarm really put the wind up me.
あの突然の火災報知器、本当にビビらせられた。
B: Me too, my heart is still racing.
私もだよ、まだ心臓バクバクしてる。
友人と
A: That horror movie really put the wind up me.
あのホラー映画、本当に怖かった。
B: I know, I couldn’t sleep after watching it.
だよね、見た後眠れなかったよ。
SNSで
A: This news story really put the wind up everyone.
このニュース、みんなを不安にさせたね。
B: Yeah, everyone’s talking about it online.
だね、ネットでもみんな話してる。
恋愛の場面で
A: Sorry, I didn’t mean to put the wind up you.
ごめん、怖がらせるつもりじゃなかったんだ。
B: It’s okay, I was just surprised.
大丈夫だよ、ただびっくりしただけ。
家族との会話で
A: Dad’s story about the attic really put the wind up me.
お父さんの屋根裏の話、本当に不安にさせられた。
B: He loves telling that story to scare us.
お父さん、その話でみんな怖がらせるの好きだよね。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「put the wind up someone」はイギリス英語らしい、やや軽妙な響きを持つ表現です。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| put the wind up someone | イギリス英語らしい、じわりと不安にさせる言い方 |
| scare someone | より直接的でストレートな「怖がらせる」という言い方 |
| freak someone out | アメリカ英語でよく使われる、カジュアルな「動揺させる」という言い方 |
次に読みたいフレーズ
相手を攻撃する様子を表すイディオムとして、「take a pop at someone」も合わせて読んでおくと、対人関係にまつわる表現の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- イギリス英語でよく使われる表現。アメリカ英語では「freak out」がより一般的
- 「put the wind up + 人」の形で使う
- 恐怖よりも「不安・動揺」を与えるニュアンスが強い
まとめ:「put the wind up someone」の意味
「put the wind up someone」は「(人を)おびえさせる、不安にさせる」という意味のイディオムです。イギリス英語らしい軽妙な表現として、ぜひ覚えておいてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

