本当は欲しかったのに、手に入らなかったからと「別に欲しくなかった」と強がる——そんな「負け惜しみ」を表すのが「sour grapes」というイディオムです。
この記事の要約
- 「sour grapes」は「負け惜しみ」という意味のイディオム
- イソップ寓話の「キツネと葡萄」に由来する表現
- 「grasping at straws」など似た表現との違いも解説
手に入らなかったものを強がって否定する、人間らしい心理を表す言い回しです。
「sour grapes」の基本的な意味
「sour grapes」はイソップ寓話で、キツネが高い場所のブドウを取れず「どうせあのブドウは酸っぱいに違いない」と強がったエピソードに由来します。「That’s just sour grapes.」なら「それはただの負け惜しみだよ」という意味になります。
手に入らなかったものの価値を、後から否定して自分を納得させようとする心理を表します。
どんな場面で使うのか
競争に負けた人が強がって相手を否定するとき、手に入らなかったものについて後から悪く言うとき、誰かの負け惜しみな発言を指摘するときなど、ネガティブな強がりを表す場面で使われます。
会話例5選

職場で
A: He said the promotion wasn’t even worth it.
彼、あの昇進なんて価値なかったって言ってたよ。
B: That’s just sour grapes, he wanted it badly.
それはただの負け惜しみだよ、彼すごく欲しがってたもん。
友人と
A: She said she never liked that guy anyway.
彼女、そもそもあの人のこと好きじゃなかったって言ってる。
B: Sounds like sour grapes to me.
それって負け惜しみっぽいね。
SNSで
A: He’s trashing the show he didn’t get cast in.
彼、キャスティングされなかった番組をディスってるよ。
B: Classic sour grapes.
典型的な負け惜しみだね。
恋愛の場面で
A: My ex says he’s glad we broke up.
元カレが別れて嬉しいって言ってるらしいの。
B: That’s probably just sour grapes.
それはたぶんただの負け惜しみだよ。
家族との会話で
A: My brother says he didn’t even want that job.
弟、あの仕事なんて欲しくなかったって言ってるよ。
B: Sour grapes, he was so upset about it.
負け惜しみだね、すごく落ち込んでたのに。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「sour grapes」は寓話に由来する、少し皮肉のこもった表現です。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| sour grapes | 「負け惜しみ」という、手に入らなかったものを否定する強がり |
| grasping at straws | 「わらにもすがる」という、必死な様子を表す言い方 |
| being a sore loser | 「負けず嫌いで素直に負けを認めない」という、より直接的な言い方 |
次に読みたいフレーズ
ひどい状況を表す関連表現として、「that sucks」も合わせて読んでおくと、ネガティブな感情を表す語彙の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 「That’s just sour grapes.」の形でよく使われる
- 手に入らなかったものへの強がりを表す
- やや皮肉を含むニュアンスを持つ表現
まとめ:「sour grapes」の意味
「sour grapes」は「負け惜しみ」という意味のイディオムです。手に入らなかったものを強がって否定する様子を伝えたいときに、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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