目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「Please press the pound key.」=「#(シャープ)を押してください」
- 意味の違い:電話の # は、アメリカ英語でpound key、イギリス英語でhash key
- 別表現:日本語の「シャープ」は音楽記号♯のこと。電話の#にsharp は使わない
自動音声で「#を押してください」と言うとき、英語では「press the pound key」。日本語ではつい「シャープ」と言いたくなりますが、それは実は別の記号です。混同しやすいこの表現を、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「press the pound key」の基本的な意味
電話のキーパッドにある # を、アメリカ英語では pound key(または pound sign)と呼びます。press the pound key で「#キーを押す」という意味です。自動音声案内でおなじみの言い回しです。
注意したいのが呼び方の違い。イギリス英語では hash key と呼びます。そして日本語で言う「シャープ」は本来音楽記号の♯で、電話の#とは別の記号。英語で電話の#を sharp とは言わないので気をつけましょう。
どんな場面で使うのか
自動音声の案内、電話サービスの操作説明、暗証番号やコードの入力確認などで使えます。海外に電話するときや、英語の自動音声を聞き取るときに知っておくと安心。star key(*キー)とセットで覚えると便利です。
会話例5選

① 自動音声
A: To confirm, please press the pound key.
B: (presses #) Done.
(A: 確定するには#を押してください B: (#を押す)できた)
② 操作案内
A: What do I press to finish?
B: Just press the pound key.
(A: 終わるには何を押すの? B: #キーを押すだけだよ)
③ カスタマーサポート
A: Enter your code, then press pound.
B: Got it, thanks.
(A: コードを入力して#を押してください B: 了解、ありがとう)
④ イギリスで
A: Press the hash key to continue.
B: Oh, that’s the pound key in the US, right?
(A: 続けるにはハッシュキーを押して B: あ、アメリカだとpound keyだよね?)
⑤ 呼び方の確認
A: Is the pound key the same as sharp?
B: No—sharp is the music symbol ♯.
(A: pound keyってシャープと同じ? B: いや、シャープは音楽記号の♯だよ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
電話キーや記号の呼び方を、下の表で整理します。
| 記号・キー | 英語での呼び方 |
|---|---|
| #(電話・米) | pound key / pound sign |
| #(電話・英) | hash key |
| *(電話) | star key / asterisk |
| ♯(音楽) | sharp(電話の#には使わない) |
見た目が似ていても、電話の # と音楽の ♯ は別物。米では pound、英では hash、と地域で呼び方が変わる点も押さえておきましょう。
次に読みたいフレーズ
電話応対つながりで、「May I put you on hold, please?(保留にしてもよろしいですか)」もあわせて覚えると、電話まわりの英語がぐっと自然になります。
使い方のポイント・注意点
- #は米で pound key、英で hash key
- 日本語の「シャープ」は音楽記号♯。電話の#に sharp は使わない
- press pound と短く言うこともある
- *は star key / asterisk
- 自動音声(IVR)で頻出
まとめ:「press the pound key」の意味
「press the pound key」は、電話の#キーを押すという意味。#は米で pound、英で hash と呼び、日本語の「シャープ(♯)」は本来別の音楽記号です。この区別を押さえれば、英語の自動音声や電話操作の案内に迷わず対応できます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

