目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「I don’t mean to brag, but I aced the test.」=「自慢するわけじゃないけど、テスト満点だったんだ」
- 意味の違い:brag は「自慢する」。謙遜を装って自慢を切り出すお決まりの前置き
- 別表現:短くはNot to brag, but、謙遜ぶった自慢はhumblebrag
ちょっと自慢したいけど嫌味にはしたくない——そんなとき便利なのが「I don’t mean to brag, but」です。謙遜を装って自慢を切り出す、この定番の前置きを、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「I don’t mean to brag, but」の基本的な意味
brag は「自慢する」。I don’t mean to brag, but ~ は直訳すると「自慢するつもりはないけど、〜」。つまりこれから自慢するけど嫌味に取らないでねという前置きです。日本語の「自慢するわけじゃないけど」にそのまま対応します。
ポイントは謙遜のふり。実際にはこのあと自慢が続くので、軽い冗談やユーモアとして使われることが多い表現です。短く Not to brag, but ~ とも言えます。
どんな場面で使うのか
テストや仕事の成果、料理の腕、家族の自慢などを、角を立てずに切り出したいときに使えます。前置きすることで「自慢だと自覚してますよ」という余裕が出て、嫌味っぽさが和らぎます。親しい間柄で、笑いを誘う軽いノリで使うのが自然です。
会話例5選

① 成果
A: How was the exam?
B: I don’t mean to brag, but I got a perfect score.
(A: 試験どうだった? B: 自慢じゃないけど、満点だったよ)
② 家族の自慢
A: Your daughter seems talented.
B: I don’t mean to brag, but she won first place.
(A: 娘さん才能あるね B: 自慢するわけじゃないけど、優勝したの)
③ 料理自慢
A: This pasta is incredible!
B: Not to brag, but it’s my specialty.
(A: このパスタ最高! B: 自慢じゃないけど、得意料理なんだ)
④ 仕事の実績
A: Who closed the big deal?
B: I don’t mean to brag, but that was me.
(A: あの大型契約を決めたのは誰? B: 自慢じゃないけど、僕なんだ)
⑤ 冗談っぽく
A: You parked that perfectly.
B: I don’t mean to brag, but I’m a pro.
(A: 完璧な駐車だね B: 自慢じゃないけど、プロだからね)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「自慢」まわりの言い方は、直接度や含みが違います。下の表で整理します。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| I don’t mean to brag, but | 謙遜を装って自慢を切り出す前置き |
| Not to brag, but | 同義で短いカジュアル版 |
| humblebrag | 謙遜のふりをした自慢(名詞・動詞) |
| show off | 見せびらかす・自慢する(行為) |
I don’t mean to brag, but は「自覚ありの前置き」で嫌味を和らげます。行為として「見せびらかす」なら show off、謙遜ぶった自慢そのものは humblebrag です。
次に読みたいフレーズ
「自慢する」ことをカジュアルに表すスラング「flex」もあわせて覚えると、自慢まわりの表現の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- brag は「自慢する」。前置きで嫌味を和らげる
- 実際はこのあと自慢が続く(軽い冗談として)
- 短くは Not to brag, but ~
- 親しい間柄でユーモラスに使うのが自然
- 謙遜ぶった自慢そのものは humblebrag
まとめ:「I don’t mean to brag, but」の意味
「I don’t mean to brag, but」は、謙遜を装って自慢を切り出すお決まりの前置き。「自慢するわけじゃないけど」にそのまま対応します。Not to brag, but や humblebrag との違いを押さえれば、角を立てずに、ユーモラスに自分の成果を伝えられます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

