目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “give it a shot” は「試してみる・挑戦してみる・やってみる」を意味するカジュアルなフレーズ。”shot”(一発・一撃)から来ており、思い切って一歩踏み出す積極的なニュアンスを持つ。
- 新しいことへの挑戦・諦めかけている人への励まし・軽い提案など幅広い場面で使われる。“Just give it a shot”・”Why don’t you give it a shot?”・”I’ll give it a shot” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- “try”・”give it a try”・”give it a go” との違いも記事で解説。”give it a shot” はやや積極的・大胆なニュアンスが特徴。
give it a shot は「試してみる・挑戦してみる」という意味のカジュアルなフレーズです。失敗を恐れず一歩踏み出す勇気を後押しするときや、何か新しいことを提案するときにネイティブが自然に使う表現として覚えておきましょう。
企業CEOの通訳を10年担当してきた筆者が、このフレーズの本当のニュアンスと使い方をわかりやすく解説します。
「give it a shot」の基本的な意味
give it a shot は「試してみる・挑戦してみる・やってみる」という意味のカジュアルなフレーズです。
“shot” は「一発・一撃・試み」を意味し、銃で一発撃つように思い切ってやってみるというニュアンスを持ちます。完璧な準備がなくても「とにかくやってみよう」という積極的な前向きさが込められています。
結果が不確実でも踏み出す勇気を肯定する表現で、自分自身を鼓舞するときにも、他者を励ますときにも使えます。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使える便利な一言です。
どんな場面で使うのか
新しいことに挑戦するとき
料理・スポーツ・新しい仕事・趣味など、初めてのことに取り組む場面で自分に言い聞かせるように使います。
諦めかけている人を励ますとき
「やっても無駄かも」と言っている友人や同僚に「試してみる価値はある」と背中を押す場面。
軽い提案をするとき
「こうしてみたら?」というカジュアルなアドバイスや提案の文脈で使います。相手にプレッシャーを与えず柔らかく勧められます。
自分の意思表示をするとき
“I’ll give it a shot.” と言うことで「やってみます」という前向きな返答になります。自信はなくても挑戦する姿勢を示せます。
会話例5選
【新しい趣味を始める】
A: I’ve always wanted to try surfing but I’m not sure I’d be good at it.
B: Just give it a shot! You won’t know until you try.
(サーフィンをやってみたいけど、うまくできるか自信なくて。 / とりあえずやってみなよ!やってみないとわからないよ。)
【仕事で新しいことに挑戦する】
A: I’m nervous about presenting to the whole team.
B: Give it a shot. You’ve prepared well enough.
(チーム全員の前でプレゼンするの、緊張します。 / やってみて。十分準備してきたじゃない。)
【友人への勧め】
A: Do you think I should apply for that job?
B: Why not give it a shot? The worst they can say is no.
(その仕事に応募すべきかな? / 試してみれば?最悪、断られるだけだよ。)
【新しいレストランを試す】
A: I’ve never had Thai food before. Is it good?
B: Give it a shot! I think you’ll love it.
(タイ料理、食べたことなくて。おいしい? / 試してみてよ!気に入ると思うよ。)
【自分で意思表示する】
A: Can anyone fix this bug in the code?
B: I’m not an expert, but I’ll give it a shot.
(このバグ、誰か直せる? / 専門家じゃないけど、やってみます。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| give it a shot | 試してみる | 積極的・カジュアル・少し大胆 |
| give it a try | 試してみる | 標準的・中立・日常的 |
| give it a go | 試してみる | やや英国英語・親しみやすい |
| have a go | 試してみる | 英国・オーストラリア英語寄り |
| try | 試す | シンプル・万能・フォーマルにも使える |
“give it a shot” は5つの中で最も積極的・前向き・行動的なニュアンスを持ちます。”shot”(一発)という単語が持つ勢いが、背中を押すエネルギーを生み出しています。
フォーマルな文書やメールでは “try” や “attempt” が適していますが、口語・SNS・友人との会話では “give it a shot” がより自然でネイティブらしい表現です。通訳の現場でも、カジュアルなスピーチやプレゼンの励ましの場面でよく耳にします。
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使い方のポイント・注意点
目的語は “it” または具体的な名詞
“Give it a shot”・”Give cooking a shot”・”Give the new app a shot” など、”it” の部分を具体的なものに替えることもできます。これにより何に挑戦するのかがより明確になります。
フォーマルな場では避ける
ビジネスメールや公式文書では “I would like to attempt this” や “I will try” の方が適しています。面接や初対面のビジネスシーンでは控えめに使いましょう。
“take a shot” との違い
“take a shot at something” も「試みる」という意味ですが、やや競争・挑戦のニュアンスが強く、「~を狙う」という意味でも使われます。”give it a shot” の方が日常会話では一般的で自然です。
過去形でも自然に使える
“I gave it a shot, but it didn’t work out.”(やってみたけど、うまくいかなかった。)のように、挑戦したが結果が出なかった場面でも後悔なく使えます。チャレンジ精神を示せる表現です。
まとめ:「give it a shot」の意味
give it a shot は「試してみる・挑戦してみる」という積極的なカジュアル表現です。
- “shot”(一発)が持つ勢いから、思い切って一歩踏み出すニュアンスを含む
- 自分への鼓舞・他者への励まし・軽い提案など幅広い場面で使える
- “give it a try” より積極的・行動的な印象を与える
- フォーマルな場では “try” や “attempt” の方が適切
- 過去形 “gave it a shot” でも自然に使える
「失敗してもいい、とにかくやってみよう」という前向きな気持ちを一言で表せるのが “give it a shot” の最大の魅力です。ぜひ次の会話で積極的に使ってみてください。

