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この記事を書いた人
アメリカ在住5年・米国サンフランシスコ州立大学卒業。企業の代表取締役の専任通訳・翻訳を約10年担当。YouTubeチャンネル「筋トレ英会話」運営。
「call in a favor」の基本的な意味
あなたは誰かに助けてもらったとき、「いつかお返しするね」と言ったことはありますか?英語ではその「恩を返してもらう」という行為を “call in a favor” と表現します。
“call in a favor” は、「過去に誰かにした親切や助けの見返りを求める」「恩を返してもらう」「お願いを聞いてもらう」 という意味のイディオムです。
“favor” は「親切・好意」を意味し、”call in” は「回収する・呼び戻す」というニュアンスです。つまり、以前に貸した「親切」を今こそ「回収する」というイメージです。日本語では「貸しを返してもらう」「恩返しを求める」に近い表現です。
どんな場面で使うのか
このフレーズはビジネスから日常会話まで幅広く使われます。特に人脈を活かして誰かに頼みたいとき、または過去に自分が助けた相手に助けを求めるときに登場します。
映画やドラマでもよく耳にする表現で、特に政治・ビジネス・マフィアものなどで「昔の貸しを使う」シーンで頻繁に使われます。日常会話でも友人・同僚への頼み事として自然に使えます。
会話例
場面1:ビジネスでのコネクション活用
A: We need to get a meeting with their CEO as soon as possible.
(できるだけ早く先方のCEOとミーティングを取り付けないといけない。)
B: I know someone on their board. Let me call in a favor.
(向こうの取締役に知り合いがいる。貸しを返してもらうよ。)
場面2:友人への頼み事
A: I hate to ask, but I need someone to cover my shift on Saturday.
(頼みにくいんだけど、土曜日のシフトを代わってくれる人が必要で。)
B: You helped me move last month, so I’m calling in that favor. I’ll cover it.
(先月引っ越しを手伝ってもらったから、その恩返しね。代わるよ。)
場面3:職場での根回し
A: How did you get the conference room booked on such short notice?
(あんな急に会議室を予約できたの?)
B: I called in a favor with the facilities manager. We go way back.
(施設管理の人に恩を返してもらったんだ。昔からの知り合いでね。)
場面4:家族・身近な人への依頼
A: Mom, I know this is a lot to ask, but can you watch the kids this weekend?
(お母さん、大変なお願いだってわかってるけど、今週末子どもたちを見ててもらえる?)
B: Well, I did babysit last time for free… I guess I’m calling in a favor!
(そういえば前回タダで預かったわね…これは恩返しをお願いしてもいいわね!)
場面5:SNS・ユーモアを交えた使い方
Post: Helped my friend move three times in two years. Time to call in a favor — free pizza for life? 🍕
(2年で3回引っ越しを手伝った。そろそろ恩返ししてもらう番では?一生分のピザとか?)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
“call in a favor” は単なる「お願い」ではなく、「過去の親切を根拠にしたお願い」という点が特徴です。相手との間に暗黙の「貸し借り」関係があることが前提になっています。
似た表現との比較を見てみましょう。
| 表現 | 意味 | ニュアンス・特徴 |
|---|---|---|
| call in a favor | 貸しを返してもらう | 過去の親切を根拠にお願いする。貸し借り関係が前提 |
| ask for a favor | お願いをする | シンプルな依頼。過去の関係は関係なし |
| return a favor | 恩返しをする | 自分が恩を返す側。”call in” の逆の立場 |
| pull strings | コネを使う | 影響力や人脈を使って裏で働きかけるニュアンス |
| owe someone one | 誰かに借りがある | 「あなたに借りができた」という表現。call in の前段階 |
特に “owe someone one”→”call in a favor” はセットで覚えると便利です。「借りを作る→借りを返してもらう」という一連の流れを英語で自然に表現できます。
「筋トレ英会話」的な覚え方
call in a favor = 貸した親切を「回収」する
このイメージで、次の3フレーズをセットで覚えましょう。
1. “I’m calling in a favor.”(貸しを返してもらうよ)→ 過去の親切を根拠に頼むときの定番
2. “Can I call in a favor?”(お願いを聞いてもらえる?)→ やんわり頼むときに使える丁寧な形
3. “I’ll call in that favor someday.”(いつかその貸しを返してもらうよ)→ 将来の「回収宣言」として使える
「貸した親切はいつか回収できる = call in a favor」 と覚えれば、ビジネスでも日常でも自然に使いこなせます。
使い方のポイント・注意点
貸し借り関係が前提:このフレーズは過去に何かをしてあげた相手に使うのが自然です。まったく面識のない相手には使えません。
トーンに幅がある:軽いユーモアを込めて使うこともあれば、ビジネスや政治の場でシリアスに使われることもあります。文脈に合わせてトーンを調整しましょう。
“do me a favor” との違い:”Do me a favor.” は「ちょっとお願いがあるんだけど」という一般的な依頼表現で、過去の貸し借りは関係ありません。混同しないよう注意しましょう。
フォーマルでも使える:ビジネスシーンでも自然に使える表現です。特に人脈を活かす場面では非常に有効です。
まとめ:「call in a favor」の意味
“call in a favor” は「過去の親切を根拠に、相手に恩返しをお願いする」という意味のイディオムです。ビジネスの人脈活用から友人への気軽な頼み事まで、幅広い場面で使えます。”owe someone one” とセットで覚えて、英会話の表現力をぐっと高めてみてください!
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