目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「渋々支払う・しぶしぶ出す」を表すカジュアルな英語表現です。
- I had to cough up $50. の形で「50ドル渋々払った」と言えます。
- 言い換えはpony up/fork overなどがあります。
「あーあ、渋々払ったよ…」——気が進まないけどお金を出す、というとき、ネイティブは「cough up」と言います。文字通りは「咳をして出す」ですが、そこから「しぶしぶ出す」という意味に。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「cough up」の基本的な意味
cough up は「渋々(お金を)出す・支払う」という意味の口語表現です。文字通りは「咳をして吐き出す」ですが、比喩的に「出したくないものをしぶしぶ出す」を表します。お金だけでなく「情報をしぶしぶ話す」という意味でも使えるのがポイント。カジュアルな響きで、日常会話でよく登場します。
どんな場面で使うのか
気が進まない支払いをしたときや、相手にお金を出させたいときに使います。罰金、割り勘、思わぬ出費などが典型。また「なかなか教えない情報を出させる」という文脈でも使えます。愚痴っぽく、あるいは冗談っぽく言うことが多い表現です。
会話例5選

① 友人
A: I had to cough up $50 for a parking ticket.
B: Ouch, that’s rough.
(A: 駐車違反で50ドル渋々払ったよ B: うわ、それは痛いね)
② 家庭
A: Come on, cough up your share of the bill.
B: Okay, okay, here you go.
(A: ほら、割り勘分を出してよ B: はいはい、どうぞ)
③ 職場
A: Did you get your bonus?
B: Yeah, the company finally coughed it up.
(A: ボーナス出た? B: うん、会社がやっと出したよ)
④ 情報
A: Did he tell you the password?
B: No, he wouldn’t cough it up.
(A: 彼、パスワード教えてくれた? B: いや、なかなか教えてくれなかった)
⑤ 買い物
A: Shipping is another 30 bucks.
B: Ugh, I don’t want to cough up that much.
(A: 送料がさらに30ドルだって B: うわ、そんなに払いたくないな)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「(渋々)払う」系の表現と並べると、cough up の位置づけが見えてきます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Cough up | 渋々出す・支払う | お金・情報をしぶしぶ |
| Pony up | しぶしぶ払う・金を出す | 支払いに特化 |
| Fork over | (渋々)手渡す・払う | お金を差し出す |
| Pay up | 耳をそろえて払う | 支払いを迫る |
次に読みたいフレーズ
同じく「しぶしぶ払う・代金を出す」を表す表現も、あわせて覚えておくと支払いの言い回しを使い分けられます。
使い方のポイント・注意点
- cough up は「渋々(お金を)出す」が中心。文字通りは「咳をして出す」です。
- お金だけでなく「情報をしぶしぶ話す」意味でも使えます。
- カジュアルな口語表現で、愚痴や冗談まじりでよく使われます。
- pony up/fork over とほぼ同義です。
まとめ:「cough up」の意味
「cough up」は、「渋々支払う・しぶしぶ出す」を表すカジュアルな表現です。お金にも情報にも使える幅の広さがポイント。pony up や fork over とセットで覚えておくと、「しぶしぶ感」のある場面を自然な英語で表せます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

