このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「sell yourself short」についてご説明します。
意味
“sell yourself short”は:
自分の能力や価値を過小評価する、自分を安売りする、という意味になります。
「本来もっとできるのに、自分で自分を低く見積もってしまう」というニュアンス。
例文
“Don’t sell yourself short—you’re more talented than you think.”
(自分を過小評価しないで。君は思っている以上に才能があるよ。)
“She tends to sell herself short during job interviews.”
(彼女は面接のときに自分を控えめに言いすぎる傾向がある。)
“I think you’re selling yourself short if you accept that low salary.”
(そんな低い給料で妥協したら、自分を安売りしてると思うよ。)
ニュアンス
日常会話・ビジネス会話でよく使います。
フォーマル/カジュアル両方に対応可能です。
相手を励ますときや、忠告する場面でポジティブに使われることが多いですね。
起源
“sell short”は元々「(株などを)空売りする」「価値を低く見積もる」という意味。
そこから比喩的に「自分を実際より低く評価する」= sell yourself short が生まれました。
20世紀前半から一般的に使われるようになりました。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語の両方で使われます。特にアメリカで会話的によく登場します。
関連表現
undervalue yourself(自分を過小評価する。ややフォーマル)
downplay your abilities(能力を控えめに表現する)
not give yourself enough credit(自分を正当に評価しない)
self-deprecating(自分を卑下する。形容詞的に使う)
日本語の過大評価するは英語では?
過大評価する = overestimate / overrate
overestimate
意味:数量・能力・可能性を「大きく見積もりすぎる」
“He overestimated his ability to finish the project on time.”
(彼はプロジェクトを期限内に終える能力を過大評価した。)
数字や能力に対して「高く見すぎる」というニュートラル〜客観的な響きです。
overrate
意味:人や物の価値・重要性を「高く評価しすぎる」
“That movie is overrated.”
(あの映画は過大評価されすぎている。)
“Don’t overrate him—he’s not that good.”
(彼を過大評価しない方がいい、そこまで優秀じゃないよ。)
主観的な価値判断でよく使います。日常会話でも登場。
何気ない会話でも
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。