目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “have a chip on one’s shoulder” は「根に持っている・被害妄想がある・過去の不満や恨みを抱えている」という意味のイディオム。昔、喧嘩を売るときに肩に木のチップを乗せて挑発した習慣が語源。
- “He has a chip on his shoulder from being passed over for promotion.”・“She has a chip on her shoulder. She was told she’d never make it as an athlete.” が記事の定番フレーズ。過去の不公平な扱い・挫折・差別に対して今も敏感に反応したり防衛的になっている人を描写するときに使われる。
- ニュアンス表の関連表現:hold a grudge(恨みを持ち続ける・特定の人・出来事への恨み)・bitter(苦々しい思いを抱えている)・resentful(憤りを感じている・フォーマル)・defensive(防衛的な)。
「have a chip on one’s shoulder」の基本的な意味
“have a chip on one’s shoulder” は「根に持っている・被害妄想がある・過去の不満や恨みを抱えている」という意味のイディオムです。昔、アメリカで喧嘩を売るときに肩に木のチップ(削りかす)を乗せ、相手にそれを叩き落とすように挑発したという習慣に由来しています。現在は「過去の不満・屈辱・不公平な扱いに対して常に敏感になっている状態」を表します。
似た表現との違い
「根に持つ・恨む」系の表現はいくつかありますが、微妙なニュアンスの違いを理解しましょう。
| have a chip on one’s shoulder | 過去の不満・屈辱を今も根に持っている。常に防衛的・敏感な状態 |
| hold a grudge | 恨みを持ち続ける。特定の人・出来事への恨みに使う |
| bitter | 苦々しい思いを抱えている。感情的な表現 |
| resentful | 憤りを感じている・不満を持っている。フォーマルな表現 |
| defensive | 防衛的な・すぐ言い訳する。chip on shoulderの結果として出る態度 |
次に読みたいフレーズ
同じく感情・態度・人の性質を表すネイティブ表現です。合わせて覚えましょう。
どんな場面で使うのか
過去の不公平な扱い・挫折・差別などに対して、今も敏感に反応したり防衛的になっている人を描写するときに使います。
会話例5選
① 職場での態度について
A: Why does he get so defensive whenever someone suggests an improvement?
B: He has a chip on his shoulder from being passed over for promotion last year.
(なんで改善提案をするたびに彼はそんなに防衛的になるの?/昨年昇進を見送られたことを根に持ってるんだよ)
② 競争心の強さについて
A: She trains so much harder than everyone else on the team.
B: She has a chip on her shoulder. She was told she’d never make it as an athlete.
(彼女はチームの誰よりずっとハードに練習してるよね/根に持ってるんだよ。アスリートとして成功できないって言われたから)
③ 成功への動機について
A: What drives him to work so hard?
B: He has a chip on his shoulder about growing up poor. He wants to prove everyone wrong.
(なにが彼をそんなにハードワークに駆り立てるの?/貧しく育ったことを根に持ってるんだ。みんなを見返したいんだよ)
④ 怒りっぽい態度について
A: He snapped at me for no reason today.
B: He’s been like that lately. He has a chip on his shoulder about something.
(今日、理由もなく彼に怒鳴られた/最近ずっとそんな感じだよ。何かを根に持ってるんだと思う)
⑤ ポジティブな文脈で(原動力として)
A: That chip on your shoulder could be your biggest asset.
B: What do you mean?
A: Use that frustration as fuel. It’ll make you unstoppable.
(その根に持ってる気持ちが一番の強みになるかもしれないよ/どういう意味?/その不満を燃料にするんだ。止まれなくなるよ)
使い方のポイント・注意点
・通常はネガティブな描写: 防衛的・敏感すぎる・過去にとらわれているというネガティブなニュアンスで使うことが多いです。
・ただし原動力にもなる: 会話例⑤のように、過去の悔しさを「成功への燃料」として使うポジティブな文脈でも使えます。
・“about” で内容を続けられる: “She has a chip on her shoulder about being overlooked.” のように “about” で何に対する不満かを続けることができます。
まとめ:「have a chip on one’s shoulder」の意味
“have a chip on one’s shoulder” は「根に持っている・過去の不満や屈辱を今も抱えている」という意味のイディオムです。防衛的な態度・必要以上に敏感な反応の背景を説明するときに使います。時に成功への原動力として描写することもできます。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

