この記事の要約(Key Takeaways)
- 「nickel-and-dime」は「ケチケチする、細かくお金を取る」という意味のイディオム
- 動詞として使うと「人から少しずつお金を搾り取る」、形容詞として使うと「取るに足らない・ケチな」という意味になる
- 会話では「Don’t nickel-and-dime your customers.」のように不満や皮肉を込めて使うことが多い
細かい手数料を取られて「ケチケチしてるな」と思った経験はありませんか?今回は「nickel-and-dime」という表現の意味・使い方・会話例をまとめて解説します。
「nickel-and-dime」の基本的な意味
アメリカでnickel(5セント)とdime(10セント)はごく小さな金額です。そこから「取るに足らない金額・細かいこと」や「細かくお金を取る・ケチる」という比喩的な意味が生まれました。
動詞的に使うと「nickel-and-dime someone(人から少しずつ搾り取る)」、形容詞的に使うと「nickel-and-dime job(安月給の仕事)」のように使われます。
どんな場面で使うのか
会社が細かい手数料を取ることへの不満、サービスの追加料金への皮肉、安月給の仕事への愚痴など、不満や批判を込めて使う場面がほとんどです。カジュアルな口語表現なのでビジネス文書ではあまり使いません。
会話例5選

① 職場
A: They’re nickel-and-diming us with new fees again.
B: Seriously, it’s getting ridiculous.
(A: また細かい手数料でケチられてるよ。 B: マジで、いい加減にしてほしいよ)
② 友人
A: This gym nickel-and-dimes you for every little thing.
B: Yeah, even the towels cost extra.
(A: このジム、何でも細かく取ってくるよね。 B: うん、タオルまで別料金だもん)
③ SNS
A: Why does this app nickel-and-dime users so much?
B: Right? Every feature costs extra now.
(A: このアプリなんでこんなに細かく課金してくるの? B: だよね、機能ごとに課金だもん)
④ 家庭
A: Don’t nickel-and-dime me over who paid for lunch.
B: Fine, I’ll let it go.
(A: ランチ代くらいで細かいこと言わないでよ。 B: わかった、もう言わない)
⑤ ビジネス
A: Customers hate being nickel-and-dimed for shipping.
B: Let’s just include it in the price.
(A: 送料を細かく取られるの、お客さんは嫌がるよ。 B: 最初から価格に含めよう)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「ケチ」系の表現と並べると、nickel-and-dimeの「細かさ」がはっきりします。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| nickel-and-dime | 細かくお金を取る/ケチる | 不満・皮肉を込めて批判するとき |
| stingy | ケチな(人の性格) | 人の性格そのものを表す |
| petty | 取るに足らない | 金額以外の些細なことにも使える |
| overcharge | 不当に高く請求する | 金額の不当さを直接指摘する |
次に読みたいフレーズ
「大金・結構な値段」を表す「a pretty penny」も、お金に関する表現として一緒に押さえておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 基本的に不満・批判のニュアンスを含むので、褒め言葉としては使わない。
- 動詞(nickel-and-dime someone)と形容詞(nickel-and-dime job)の両方の使い方がある。
- フォーマルな文章では petty・stingy・overcharge などに言い換える。
まとめ:「nickel-and-dime」の意味
「nickel-and-dime」は「ケチケチする・細かくお金を取る」という意味のイディオムです。日常のちょっとした不満を表現するときにぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
イディオムは、意味を知るほど「使いどころが難しい」と感じる表現でもあります。
知識として分かっていても、会話の流れの中で自然に挟むには、もう一歩のコツが要ります。
その「もう一歩」を、英会話が上達しない人の5つの共通点として、通訳の現場目線でまとめました。

