目次
この記事を書いた人
アメリカ在住5年・米国サンフランシスコ州立大学卒業。企業の代表取締役の専任通訳・翻訳を約10年担当。YouTubeチャンネル「筋トレ英会話」運営。
「ghost someone」——幽霊になる?いいえ、突然連絡を絶つ現代の行動を表すスラング
恋愛やSNSの話題で「He ghosted me.」「I got ghosted.」という表現を耳にしたことはありませんか?「幽霊にされた?」と直訳してみても意味がわかりませんよね。実はこれ、現代の人間関係を語る上で欠かせない重要なスラングです。
スラングとしての “ghost someone”(動詞)は、「相手に何も言わずに突然連絡を絶つ・無視し続ける・まるで幽霊のように消える」という意味の表現です。メッセージに返信しなくなる・電話に出なくなる・SNSでの反応をやめる——説明も別れの言葉もなく、ただ消えることを指します。
日本語で言えば「突然音信不通になる」「既読無視し続ける」「フェードアウトする」に近いニュアンスですが、”ghosting” は意図的に・完全に・説明なしで連絡を絶つという点がより明確です。
どんな場面で使われるのか
“ghost” はもともと恋愛の文脈で広まりましたが、現在は友人関係・仕事の連絡・採用プロセスなど幅広い場面で使われています。特にマッチングアプリ文化の普及とともに定着し、「デートを数回重ねた後に突然連絡が来なくなった」という状況を表す言葉として認知されています。
また “ghosting”(名詞:幽霊化・突然の音信不通)という形でも使われ、“I’ve been ghosted.”(突然連絡が来なくなった)のように受け身でも使えます。
会話例
場面1:恋愛・突然連絡が途絶えた経験
A: Whatever happened to that guy you were seeing?
(付き合っていた人、どうなったの?)
B: He ghosted me. We had three great dates and then nothing — no text, no call, just silence.
(突然連絡が来なくなった。3回すごくいいデートをしたのに、その後は何もなし——メッセージも電話もなく、ただ沈黙。)
場面2:友人関係での音信不通
A: Have you heard from Mia lately? She hasn’t replied to any of my messages.
(最近ミアから連絡あった?私のメッセージに全然返信がないんだけど。)
B: Same here. I think she’s ghosting everyone. Something must have happened.
(こっちも同じ。みんなへの連絡を絶ってると思う。何か起きたに違いない。)
場面3:採用・就活の文脈
A: How’s the job search going?
(就活、どう進んでる?)
B: Frustrating. I had two rounds of interviews with one company and then they just ghosted me. No rejection, no update — nothing.
(うんざりしてる。ある会社で2回面接をしたのに、突然連絡が来なくなった。不採用通知もなく、進捗連絡もなく——何もない。)
場面4:SNS・ghostingへの共感投稿
Post: Getting ghosted after months of talking every single day is genuinely one of the most disorienting experiences. One day they’re there, the next they’re not. No explanation. Nothing.
(毎日何ヶ月も話していた後に突然音信不通になるのは、本当に混乱する体験だ。ある日はそこにいて、次の日にはいなくなる。説明もない。何もない。)
場面5:自分がghostしてしまった場面・自虐
A: Whatever happened with that person you were texting?
(メッセージしてた人、どうなったの?)
B: To be honest, I kind of ghosted them. I didn’t know how to say I wasn’t interested and I just… stopped replying. I know it wasn’t right.
(正直に言うと、少し連絡を絶ってしまった。興味がないとどう伝えればいいかわからなくて、返信をやめてしまった。よくなかったとはわかってる。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
“ghost someone” の核心は「説明なし・別れの言葉なし・ただ消える」という点にあります。関係を終わらせる方法として最も消極的・回避的な選択であり、された側が「何がいけなかったのか」「何が起きたのか」を知る術がないまま取り残されることが特徴です。
似た表現との比較を見てみましょう。
| 表現 | 意味 | ニュアンス・特徴 |
|---|---|---|
| ghost someone | 突然連絡を絶つ・音信不通になる | 説明なし・完全に消える。意図的で一方的な行動。恋愛から仕事まで幅広く使われる |
| breadcrumb | たまに反応して関係を曖昧に保つ | “ghosting” の逆。完全に消えず、時々反応して相手を引き留める行動 |
| fade out | 徐々に連絡を減らして関係を終わらせる | “ghosting” より緩やか。少しずつ返信を減らしていくフェードアウト |
| cut someone off | 関係を断つ・縁を切る | “ghosting” より意図的で決断的。理由があって関係を終わらせる場合に使う |
| stand someone up | デートや約束をすっぽかす | 一度の約束に現れないこと。”ghosting” より単発の行動 |
特に “ghosting” と “breadcrumbing” は対として覚えておくと便利です。”ghosting” が「完全に消える」行動なら、”breadcrumbing” は「パンくずを少しずつ落として相手を追わせる」行動——つまり完全に消えず、たまに反応して相手を曖昧な状態に置く行動を指します。どちらも現代の恋愛文化を語る上で重要な概念です。
「筋トレ英会話」的な覚え方
ghost someone = 幽霊のように消える = 説明なしに突然連絡を絶つ
このイメージで、次の3フレーズをセットで覚えましょう。
1. “He ghosted me.”(彼に突然連絡を絶たれた)→ 音信不通にされた経験を表す定番表現
2. “I’ve been ghosted.”(突然連絡が来なくなった)→ 受け身で使う定番フレーズ
3. “She’s ghosting everyone.”(彼女はみんなへの連絡を絶っている)→ 誰かが複数の人に対して音信不通になっている状態
「幽霊のように説明なしで消える = ghost someone」と覚えれば、恋愛・友人・仕事どの場面でも自然に使いこなせます。
使い方のポイント・注意点
動詞・名詞両方で使える:”He ghosted me.”(動詞)・”I experienced ghosting.”(名詞)・”I got ghosted.”(受け身)の3パターンで使えます。特に受け身の “I got ghosted.” はよく使われる形です。
恋愛以外にも使える:もともと恋愛用語として広まりましたが、現在は採用プロセス・友人関係・ビジネス連絡など幅広い場面で使われます。”The company ghosted me after the interview.”(面接後に会社から連絡が来なくなった)のような使い方も定着しています。
“breadcrumbing” とセットで覚える:”ghosting”(完全に消える)と “breadcrumbing”(曖昧に引き留める)は現代恋愛の2大行動パターンとして知られています。セットで覚えておくと会話の幅が広がります。
カジュアル・フォーマル両方で使われるようになった:もともとカジュアルな表現でしたが、採用・ビジネスの文脈でも使われるようになり、現代英語における重要な語彙として定着しています。
まとめ:「ghost someone」の意味
現代の人間関係に欠かせない表現 “ghost someone”。「相手に何も言わずに突然連絡を絶つ・幽霊のように消える」という意味で、恋愛・友人・採用と幅広い場面で使われます。”breadcrumbing”(曖昧に引き留める)との対として覚えると整理しやすいです。「突然連絡が来なくなった」という体験を英語で話したいとき、ぜひ “I got ghosted.” を使ってみてください!
英語を「知る」だけでなく「話せる」ようになりたい方へ
正直に言います。私は英会話スクールに通ったことがありません。
そんな私がなぜオンライン英会話をすすめるのか、ぜひこちらを読んでください。
それは、私が環境から自然に得ていた「話す機会」を、意図的に作り出せるのがオンライン英会話スクールだからです。
DMM英会話とNativeCampを通訳者が比較!スクールなしで英語を習得した私がすすめる理由
スクールなしで英語を習得した私が言えることは、「環境を作ること」が最重要だということです。私はアメリカ生活という環境がありましたが、日本にいる皆さんにとってのその環境が、オンライン英会話だと思っています。
DMM英会話もNativeCampも、今すぐ無料体験で試すことができます。まずは7日間、実際に使ってみてください。

