目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「とんでもない奴・かなり厄介な人」と、あきれた気持ちを込めて人を評する表現です。
- He’s a piece of work. の形でそのまま使えます。
- 言い換えはa handful/a real characterなどがあります。
「あいつ、ほんとにとんでもない奴だな」——手に負えない相手にあきれたとき、ネイティブは「He’s a piece of work」と言います。直訳は「一つの作品」ですが、実際は皮肉。困った人物を評する、口語ならではの言い回しです。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「he’s a piece of work」の基本的な意味
a piece of work は文字どおりなら「作品・仕事の成果」ですが、人に対して使うと「とんでもない奴・かなり厄介な人・一筋縄ではいかない人」という皮肉な意味になります。自分勝手だったり、ずうずうしかったりして「あきれた」と感じる相手に使うのが典型。基本はネガティブな評価で、褒め言葉ではない点に注意が必要です。
どんな場面で使うのか
身勝手な同僚、扱いにくい取引先、あきれるほど図々しい知人などを評するときに使います。強い罵倒語ではないものの、はっきりネガティブなので、本人の前や公の場では避けたい表現。親しい相手との内輪の会話で「あの人、ほんと厄介だよね」とこぼす場面が中心です。
会話例5選

① 職場
A: He took credit for your work again.
B: Honestly, he’s a piece of work.
(A: また君の成果を横取りしたんだって B: 正直、とんでもない奴だよ)
② あきれ
A: She showed up two hours late and didn’t apologize.
B: Wow, she’s a real piece of work.
(A: 2時間遅れて来たのに謝りもしなかった B: うわ、かなり厄介な人だね)
③ 取引先
A: How’s the new client?
B: Let’s just say he’s a piece of work.
(A: 新しいクライアントどう? B: まあ、一筋縄ではいかない人だね)
④ 家族
A: Your uncle argued with everyone at dinner.
B: Yeah, he’s a piece of work.
(A: 君の叔父さん、夕食で全員と口論してたよ B: そう、困った人なんだ)
⑤ 言い換え
A: Is he difficult to work with?
B: He’s a handful, that’s for sure.
(A: 彼と組むの大変? B: 手を焼くのは確かだね)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「厄介な人」を表す表現と並べると、a piece of work の毒の強さが見えてきます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| A piece of work | とんでもない奴・厄介な人 | あきれた相手を評する |
| A handful | 手を焼く存在 | 扱いが大変な人・子ども |
| A real character | 変わった人・個性的な人 | やや愛嬌のある評価 |
| Difficult to deal with | 扱いにくい | 丁寧・客観的に言う |
次に読みたいフレーズ
「厄介者・やばいやつ」を表すネイティブスラングも、あわせて覚えておくと「人物評」の表現が広がります。
使い方のポイント・注意点
- a piece of work は人に使うと「とんでもない奴・厄介な人」の皮肉表現です。
- 褒め言葉ではないので、本人の前では使わないようにしましょう。
- a real piece of work とすると、あきれ度がさらに強まります。
- a handful(手を焼く)は、より柔らかい言い方です。
まとめ:「he’s a piece of work」の意味
「he’s a piece of work」は、「とんでもない奴・かなり厄介な人」とあきれ気味に人を評する口語表現です。直訳の「作品」から来た皮肉、と押さえておくと忘れません。ネガティブな評価なので、使う相手と場面には十分気をつけましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

