目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “if I may say so” は「言わせていただいてもよろしいですか・失礼ながら申し上げますと」を意味する丁寧な表現で、意見・批評・コメントを控えめに切り出すときに使う。
- 会議での意見・上司へのフィードバック・改まった場での発言など、相手への配慮を示しながら自分の意見を述べたい場面で使われる。“If I may say so, the design could be improved.”・”That was, if I may say so, a brilliant decision.”・”If I may say so, you look wonderful today.” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- 批判的なコメントだけでなく褒め言葉にも使えるのがポイントで、「恐れながら」「失礼を承知で」というニュアンスを添える効果がある。
「失礼を承知で申し上げますと」「言わせていただいていいですか」を英語でどう表現するか。丁寧に意見を切り出したいビジネスシーンでネイティブが使うのが “if I may say so” だ。
「if I may say so」の基本的な意味
結論から言うと、“if I may say so” は「言わせていただいてもよろしいですか・失礼ながら申し上げますと」を意味する丁寧な挿入表現だ。
“may” を使った許可を求める形で「もし言わせていただけるなら」という謙虚さを示す。批判・評価・意見を述べる前に相手への配慮を示すために使われる。フォーマルな場やビジネスシーンでよく使われるが、日常会話で丁寧さを演出するためにも使える。
どんな場面で使うのか
- 会議・プレゼンで意見を述べるとき:上司や取引先を前に自分の意見を控えめに切り出すとき
- フィードバック・評価を伝えるとき:批判的なコメントを丁寧に伝えたいとき
- 褒め言葉に添えるとき:「失礼ながら」と断りを入れながら褒めることで丁寧さを演出するとき
- 改まった場での発言:スピーチ・式典・フォーマルな席での発言に
会話例5選
① 会議で批判的な意見を丁寧に述べるとき
Manager: What do you think of the new proposal?
(新しい提案、どう思いますか?)
Hiro: If I may say so, the budget section needs more detail before we move forward.
(言わせていただいていいですか、予算の部分をもう少し詳細にする必要があると思います。)
② 上司の判断をやんわりと褒めるとき
Hiro: That was, if I may say so, one of the best decisions you’ve made this quarter.
(失礼ながら申し上げますと、今四半期で最善の決断のひとつだったと思います。)
Boss: Thank you, Hiro. I appreciate that.
(ありがとう、Hiro。嬉しいよ。)
③ 相手の外見を丁寧に褒めるとき
Hiro: You look absolutely wonderful today, if I may say so.
(失礼ながら、今日は本当に素晴らしくお見えになりますよ。)
Sarah: That’s very kind of you to say!
(そう言ってくださってありがとう!)
④ スピーチで自分の意見を述べるとき
Speaker: If I may say so, the progress we’ve made this year is nothing short of remarkable.
(言わせていただけるなら、今年の私たちの進歩は驚くべきものだと思います。)
⑤ 友人に率直な感想を伝えるとき
Kate: What do you think of my new apartment?
(新しいアパート、どう思う?)
Hiro: If I may say so, the living room could use a bit more natural light.
(言わせてもらうと、リビングはもう少し自然光があるといいかもね。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「失礼ながら・言わせていただくと」を表す似た表現と比較しておこう。
| 表現 | ニュアンス | フォーマル度 |
| if I may say so | 言わせていただいてもよろしいですか。批判・褒め両方に使える丁寧な挿入表現。 | ◎ フォーマル |
| if you don’t mind me saying | 言わせてもらうと。”if I may say so” より少しカジュアルで日常会話でも使いやすい。 | ○ 標準 |
| with all due respect | 失礼を承知で・敬意を持って申し上げますが。反論・批判を丁寧に切り出すときの表現。 | ◎ フォーマル |
| frankly speaking | 率直に言うと。丁寧さより正直さを前面に出す表現。 | ○ 標準 |
| I hate to say it, but | 言いたくはないんだけど。批判・悪い知らせを前置きするカジュアルな表現。 | △ カジュアル |
“if I may say so” の特徴は批判にも褒め言葉にも使える汎用性。”with all due respect” は反論・批判専用に近いが、”if I may say so” は幅広い意見・コメントに使える。
同じくビジネスシーンで使えるネイティブ表現です。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
- 文の前後どちらにも置ける:”If I may say so, the design needs work.” でも “The design needs work, if I may say so.” でも自然。
- “if I may say so myself” は自慢するときの表現:”That was brilliant, if I may say so myself.”(自分で言うのも何ですが、あれは素晴らしかった)という自己称賛に使うこともある。
- フォーマルすぎる場面以外では “if you don’t mind me saying” の方が自然なことも:カジュアルな友人との会話には少し堅い印象になる場合がある。
- 皮肉として使われることもある:トーン次第では「言わせてもらうけど」という皮肉的なニュアンスになることもある。
まとめ:「if I may say so」の意味
“if I may say so” は「言わせていただいてもよろしいですか・失礼ながら申し上げますと」を意味する丁寧な挿入表現だ。批判・評価・褒め言葉すべてに使えるのが特徴で、ビジネスシーンで丁寧に意見を切り出したいときに即使える。”if I may say so myself” という自己称賛の形も合わせて覚えておこう。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

