目次
この記事の要約
- 会話例で「こちらこそ」を場面別に自然に返す言い方がわかる
- Same here / Likewise / You too / My pleasure の違いと使い分けがわかる
- 「初めまして」の返しに使える表現/使わない別表現の区別が身につく
「こちらこそ」は、実は英語にひと言の決まり文句がありません。
相手が何と言ったか(お礼・初対面・感想)で、返す表現が変わります。場面別にまとめて押さえましょう。
記事の信憑性
筆者はアメリカ在住5年、米国大学を卒業。ニューヨークで約2年間プロジェクトに関わりました。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳を約10年担当していました。
「こちらこそ」は英語でどう言う?
「こちらこそ」は、相手のセリフを受けて“同じ気持ちを返す”表現です。
英語では1語に決まっておらず、主に次の3場面で使い分けます。
- お礼への返し(こちらこそありがとう)
- 初対面の返し(こちらこそ、はじめまして)
- 感想・褒めへの返し(こちらこそ楽しかった)
どんな場面で使うのか
カジュアルなら Same here / Likewise、
初対面なら You too / Likewise、
あらたまった場なら The pleasure is mine、というのが基本の選び方です。
会話例5選

① お礼への返し(カジュアル)
A: Thanks for today! It was fun.
(今日はありがとう!楽しかった)
B: Likewise! Let’s do it again.
(こちらこそ!またやろう)
② 感謝を相手に返す
A: Thank you so much for your help.
(手伝ってくれて本当にありがとう)
B: No, thank YOU.
(いえいえ、こちらこそありがとう)
③ 初対面で
A: Nice to meet you.
(はじめまして)
B: You too!
(こちらこそ!)
④ 仕事の感想に
A: It was great working with you.
(ご一緒できてよかったです)
B: Likewise—I learned a lot.
(こちらこそ。とても勉強になりました)
⑤ あらたまった場で
A: Thank you for having me.
(お招きありがとうございます)
B: The pleasure is mine.
(こちらこそ、光栄です)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「こちらこそ」に当たる表現は、カジュアル度と使う場面が少しずつ違います。
下の表で整理しておきましょう。
| 表現 | ニュアンス・使う場面 |
|---|---|
| Same here / Ditto | カジュアルな「私も同じ」。友達同士 |
| Likewise | 万能。お礼・初対面・感想すべてに使え、ややフォーマルでもOK |
| You too / You as well | 「あなたもね」。Nice to meet you や Have a nice day への定番返し |
| No, thank YOU. | YOUを強調し「いいえ、こちらこそ感謝します」 |
| The pleasure is mine / My pleasure | 「光栄です」。あらたまった場。お礼への返し(下の注意も参照) |
注意:My pleasure は「ありがとう」への返しです。
Nice to meet you. への返事には基本使いません(「初めまして」に「どういたしまして」では変ですよね)。
※要人が It is a pleasure to meet you. に対して My pleasure. と返す、格式ばった用法はあります。
次に読みたいフレーズ
「こちらこそ」の代表格 Same here は、単独でも会話で大活躍します。まずはここから。
使い方のポイント・注意点
- 「こちらこそ」に1語の決まり文句はない。場面で選ぶ
- 迷ったら Likewise が万能(お礼・初対面・感想すべてOK)
- Nice to meet you への返しは You too / Likewise。My pleasure は基本使わない
- 相手に感謝を返すなら No, thank YOU.(YOU を強調)
- 「どういたしまして」は別機能(お礼をかわす)。no problem もあわせてどうぞ
まとめ:「こちらこそ」の英語表現
「こちらこそ」は場面で選ぶのがコツ。
カジュアルは Same here / Likewise、初対面は You too、あらたまった場は The pleasure is mine。
迷ったら Likewise を覚えておけば、ほぼ困りません。
次のステップ:表現を”使える”英語にするには
この使い分けも、「ルールを知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ”知っているのに口から出てこない”のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

