目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「どうにもならない・勝ち目がない」と、何をしても報われない状況を表す表現です。
- You just can’t win. の形で「何をやってもダメだ」と軽くこぼすときに使えます。
- 言い換えはno-win situation/there’s no winningなどがあります。
頑張っても空回り、何を選んでも裏目——そんな「どうにもならない」もどかしさは、英語では「can’t win」でぴたりと言えます。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「can’t win」の基本的な意味
can’t win は文字どおりには「勝てない」ですが、会話では「何をやってもうまくいかない・どうにもならない」という意味で使われます。努力しても報われない、どちらを選んでも損をする——そんな八方ふさがりの状況を、軽いあきらめとともに表す言い回しです。
どんな場面で使うのか
努力が報われないとき、あるいは「立てれば片方が立たず」というジレンマに直面したときに使います。愚痴っぽく聞こえますが、深刻というより「まいったな」という軽いトーン。友人とのくだけた会話でもよく登場します。
会話例5選

① 職場
A: I stayed late again and still got complaints.
B: You just can’t win, huh?
(A: また残業したのに文句を言われたよ B: どうにもならないね)
② 友人
A: If I eat, I gain weight. If I diet, I’m cranky.
B: Ha, you can’t win.
(A: 食べれば太るし、我慢すればイライラするし B: ははっ、どうにもならないね)
③ 家庭
A: Strict or lenient, my teenager complains either way.
B: As a parent, you can’t win.
(A: 厳しくしても甘くしても文句を言われる B: 親ってどうにもならないよね)
④ SNS
A: Post too much, people unfollow. Post too little, they forget you.
B: On social media you just can’t win.
(A: 投稿しすぎると外され、しなさすぎると忘れられる B: SNSって本当どうにもならない)
⑤ 勝負ごと
A: We lost again. So frustrating.
B: Hey, you can’t win ‘em all.
(A: また負けた。悔しい B: まあ、全部は勝てないさ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「どうにもならない」系の表現と並べると、can’t win のトーンがはっきりします。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Can’t win | どうにもならない | 何をしても報われない |
| No-win situation | 勝ち目のない状況 | ジレンマを名詞で表す |
| Can’t win ‘em all | 全部は勝てない | 負けを軽く受け流す |
| It is what it is | 仕方ない | 現状を淡々と受け入れる |
次に読みたいフレーズ
「抱え込みすぎて手に負えない」状況を表す表現も、あわせて知っておくと言い回しの幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 「どうにもならない・報われない」という軽いあきらめを表します。
- You just can’t win. だけで独立した相づちとして使えます。
- can’t win with 〜 で「〜が相手だと何をしても勝てない」。
- You can’t win ‘em all. は「全部はうまくいかないよ」と慰める定番。
まとめ:「can’t win」の意味
「can’t win」は、何をしても報われない「どうにもならない」状況を、軽いあきらめとともに表す表現です。深刻になりすぎず「まいったな」とこぼしたいときにぴったり。会話でさらりと使えると、感情のニュアンスがぐっと伝わります。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

