目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “get it out of one’s system” は「気が済む・発散する・やりたいことをやってすっきりする」を意味するイディオムで、抑えていた感情・欲求・衝動を解放することを表す。
- ストレス発散・やりたいことへの理解・感情の解放など様々な場面で使われる。“Just get it out of your system.”・”I need to get this out of my system.”・”Let her get it out of her system.” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- 感情・欲求・習慣など体の中(system)にたまっているものを出し切るというイメージで、一度やり切ったら気持ちの切り替えができるというニュアンスがポイントだ。
「やりたいことをやって気が済んだら戻っておいで」「愚痴を全部吐き出してすっきりしよう」を英語でどう言うか。ネイティブが使う表現が “get it out of one’s system” だ。
「get it out of one’s system」の基本的な意味
結論から言うと、“get it out of one’s system” は「気が済む・発散する・やりたいことをやり切ってすっきりする」を意味するイディオムだ。
体の “system”(システム・体内)にたまっているものを外に出す(get out)というイメージで、抑圧されていた感情・欲求・習慣を思い切り発散させることを表す。一度やり切れば気持ちがすっきりして前に進めるというニュアンスが含まれる。
どんな場面で使うのか
- ストレス・感情の発散を促すとき:泣いたり怒ったりして気持ちをすっきりさせるよう励ますとき
- やりたいことへの理解を示すとき:「やりたいことをやって気が済んだら戻っておいで」という場面で
- 悪い習慣・衝動を発散させるとき:一度やり切って抑圧から解放されるとき
- 愚痴・不満を全部吐き出させるとき:「全部言ってすっきりして」と促すとき
会話例5選

① 感情を発散させるよう促すとき
Kate: I just feel like crying but I keep holding it in.
(泣きたいけどずっと我慢してる。)
Hiro: Don’t. Just cry. Get it out of your system. You’ll feel so much better.
(我慢しなくていいよ。泣いちゃって。気が済んだら絶対楽になるよ。)
② やりたいことへの理解を示すとき
Tom: I kind of want to take a year off and travel before settling down.
(落ち着く前に1年間旅をしたいんだよね。)
Sarah: Then do it. Get it out of your system. You’ll regret it if you don’t.
(じゃあやりなよ。気が済むようにやって。やらなかったら後悔するよ。)
③ 愚痴を全部吐き出させるとき
Mia: Can I just vent for a minute?
(ちょっと愚痴ってもいい?)
Hiro: Of course. Get it all out of your system. I’m listening.
(もちろん。全部吐き出して。聞いてるよ。)
④ 子どもが駄々をこねているときに
Parent: She’s been crying for 20 minutes.
(もう20分泣いてるよ。)
Kate: Let her get it out of her system. She’ll calm down once she’s done.
(気が済むまで泣かせておいて。泣き切ったら落ち着くよ。)
⑤ 自分の気持ちを発散させた後に
Hiro: I just went for a really hard run. I feel so much better now.
(めちゃくちゃ走ってきた。かなり楽になったよ。)
Tom: Good. Sometimes you just need to get it out of your system.
(よかった。たまにはそうやってすっきりさせないとね。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「気が済む・発散する」を表す似た表現と比較しておこう。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
| get it out of one’s system | 気が済む・やり切ってすっきりする。一度発散して前に進めるというニュアンス。 | 感情・欲求・習慣の発散 |
| vent | 愚痴をこぼす・感情を吐き出す。言葉で感情を発散するときに使う。 | 言葉での感情発散 |
| let it out | 外に出す・発散する。感情を抑え込まずに出すよう促す表現。 | 泣く・話す・表現する |
| blow off steam | ストレスを発散する・うさを晴らす。運動・怒り・活動でストレスを解放するとき。 | |
| get closure | 気持ちに区切りをつける。終わりにして前に進む区切りのニュアンスが強い。 | 関係・出来事への区切り |
“get it out of your system” の特徴は「一度やり切ったら前に進める」というポジティブな含意。発散を勧めるときに使うと相手への理解と励ましが同時に伝わる。
同じく感情・状態を表すネイティブ表現です。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
- “get it out of your system” が最もよく使われる形:相手に発散を勧めるときの定番フレーズとしてそのまま覚えておく。
- “all” を加えて強調できる:”Get it all out of your system.”(全部吐き出して)で全部発散させるという強調になる。
- 自分にも使える:”I need to get this out of my system.”(これを発散させないと)と自分の欲求・感情に対しても使える。
- 悪い習慣の最後の発散にも使える:禁酒・禁煙・ダイエット前に「最後にやりたいことをやり切る」というニュアンスでも使われる。
まとめ:「get it out of one’s system」の意味
“get it out of one’s system” は「気が済む・発散する・やり切ってすっきりする」を意味するイディオムだ。感情・欲求・ストレスを一度発散させることで前に進めるというポジティブなニュアンスを持つ。”Just get it out of your system.” の形でそのまま覚えておくと、友人への励ましや自分への発散の許可として即使えるようになる。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

