目次
この記事を書いた人
アメリカ在住5年・米国サンフランシスコ州立大学卒業。企業の代表取締役の専任通訳・翻訳を約10年担当。YouTubeチャンネル「筋トレ英会話」運営。
「still waters run deep」——静かな水は深く流れる?いいえ、物静かな人ほど深みがあるという英語のことわざ
英語のことわざ「still waters run deep」、聞いたことはありますか?文字通りに訳すと「静かな水は深く流れる」ですが、もちろん川や海の話をしているわけではありません。これは人の性格や深みを表す、英語圏で広く知られたことわざです。
“Still waters run deep” は、「物静かな人ほど深みがある・口数が少ない人ほど内面が豊か・表面的に穏やかな人ほど実は強い感情や知性を持っている」という意味のことわざです。
日本語のことわざ「能ある鷹は爪を隠す」に非常に近いニュアンスです。自分をあまり主張しない・静かに見える人の内側に、実は深い思慮・強い感情・豊かな知識が隠れていることを表します。
日本語で言えば「能ある鷹は爪を隠す」「静かな人ほど内面が深い」「口数が少ない人ほど考えが深い」に近いニュアンスです。
どんな場面で使われるのか
“still waters run deep” は人物評価・驚きの発見・恋愛・職場などの場面で使われます。特に「普段は静かで目立たない人が、実は深い考えや強い感情を持っていることがわかったとき」に引用されることわざです。
また誰かを紹介するとき・自分のことを説明するとき・他人の意外な一面を発見したときなど、「表面と内側のギャップ」を表現したい場面で自然に登場します。
会話例
場面1:職場・物静かな同僚の意外な一面
A: I had no idea Marcus had such strong opinions about the company’s direction. He never says anything in meetings.
(マーカスが会社の方向性についてあんなに強い意見を持っているとは知らなかった。会議でも何も言わないのに。)
B: Still waters run deep. The quiet ones are often thinking the most.
(能ある鷹は爪を隠すってやつだよ。物静かな人ほど、実は一番深く考えていることが多い。)
場面2:恋愛・パートナーの意外な深みを発見
A: When I first met him, I thought he was just shy and reserved. But the more I get to know him, the more I realize how thoughtful and complex he is.
(初めて会ったとき、ただ内気で控えめな人だと思っていた。でも知れば知るほど、どれだけ思慮深くて複雑な人かわかってくる。)
B: Still waters run deep. Those are often the most interesting people to get to know.
(物静かな人ほど内面が深いんだよ。そういう人が一番知っていくと面白いことが多い。)
場面3:友人の意外な才能・感情を知ったとき
A: I didn’t know she painted. And when I saw her work — it was so intense and emotional. She always seems so calm.
(彼女が絵を描くとは知らなかった。そして作品を見たとき——とても激しく感情的だった。いつも穏やかそうに見えるのに。)
B: Still waters run deep. Her calm exterior clearly doesn’t reflect everything she’s feeling inside.
(能ある鷹は爪を隠す。穏やかな外見は、内側で感じていることすべてを表しているわけじゃないんだよ。)
場面4:自分自身について語るとき
A: You’re so quiet at parties. Are you okay? You seem like you’re not having fun.
(パーティーでいつもとても静かだね。大丈夫?楽しんでいないみたい。)
B: I’m fine — I just observe more than I talk. Still waters run deep, you know.
(大丈夫——話すより観察することが多いだけ。物静かな人ほど内面が深いって言うでしょ。)
場面5:SNS・人物評価の投稿
Post: The people who post the least often have the most going on in their lives. Still waters run deep. Don’t mistake silence for emptiness. 🌊
(一番投稿が少ない人が、実は人生で一番多くのことを抱えていることが多い。物静かな人ほど内面が深い。沈黙を空虚さと間違えないで。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
“still waters run deep” の核心は「表面の静けさと内側の深さは反比例することが多い」という人間観察の知恵にあります。声が大きく目立つ人が必ずしも深みがあるわけではなく、静かに見える人の内側に豊かな世界が広がっていることを教えてくれることわざです。
似た表現との比較を見てみましょう。
| 表現 | 意味 | ニュアンス・特徴 |
|---|---|---|
| still waters run deep | 物静かな人ほど内面が深い | 英語のことわざ。日本語の「能ある鷹は爪を隠す」に相当。人物評価に使う |
| 能ある鷹は爪を隠す(日本語) | 実力のある人ほど才能を誇示しない | “still waters run deep” に最も近い日本語のことわざ |
| don’t judge a book by its cover | 見た目で判断するな | “still waters run deep” と同じく外見と内実のギャップを表す。より広い対象に使える |
| quiet strength | 静かな強さ | “still waters run deep” の人物像を一言で表した表現。穏やかだが芯が強い人を表す |
| introvert | 内向的な人 | “still waters run deep” の人物に近い。ただし内向的であることと深みは別物 |
特に “still waters run deep” と “don’t judge a book by its cover” の違いは覚えておくと便利です。”don’t judge a book by its cover” は「外見で判断するな」という広い意味に使えますが、”still waters run deep” は特に「物静か・控えめな人ほど内面が豊か」という人物評価に焦点が絞られています。
「筋トレ英会話」的な覚え方
still waters run deep = 静かな水(still water)ほど深く(deep)流れる = 物静かな人ほど内面が豊か・深みがある
このイメージで、次の3フレーズをセットで覚えましょう。
1. “Still waters run deep.”(物静かな人ほど内面が深い)→ 控えめな人の意外な深みを発見したときの定番フレーズ
2. “He’s a still waters run deep type.”(彼はまさに能ある鷹タイプだ)→ 人物評価として使う応用表現
3. “Don’t mistake silence for emptiness — still waters run deep.”(沈黙を空虚さと間違えないで——物静かな人ほど内面が深い)→ SNSでよく見られる深みのある引用スタイル
「静かな水ほど深い = 物静かな人ほど内面が豊か」このイメージを持てば、人物評価や人間観察の場面で自然に使いこなせます。
使い方のポイント・注意点
人物評価に使うことわざ:このことわざは主に人の性格・内面を語るときに使います。物・場所への評価には使わないのが自然です。
称賛として使える:物静かな人を「内面が深い・思慮深い」と称える表現として使えます。相手に直接言っても、第三者について話すときに使っても自然です。
日本語の「能ある鷹は爪を隠す」との違いに注意:日本語のことわざは「才能を誇示しない」という謙虚さのニュアンスが強いのに対し、”still waters run deep” は「静かな外見の内側に深みがある」という発見のニュアンスが強いです。
フォーマルでも使える:ことわざなので、フォーマルなスピーチ・文章でも自然に使えます。カジュアルな会話からフォーマルな場まで幅広く対応できます。
まとめ:「still waters run deep」の意味
人間の深みを水に例えた英語のことわざ “still waters run deep”。「物静かな人ほど内面が豊か・口数が少ない人ほど深い考えを持っている・表面の穏やかさの内側に強い感情や知性が宿っている」という意味で、人物評価・驚きの発見・自己表現と幅広い場面で使えます。日本語の「能ある鷹は爪を隠す」と同じニュアンスとして覚えておくと、英語での人間観察の表現力が一気に深まります!
まとめて覚えると会話で使いやすくなります。ネイティブがよく使うフレーズは、以下の一覧で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
英語を「知る」だけでなく「話せる」ようになりたい方へ
正直に言います。私は英会話スクールに通ったことがありません。
そんな私がなぜオンライン英会話をすすめるのか、ぜひこちらを読んでください。
それは、私が環境から自然に得ていた「話す機会」を、意図的に作り出せるのがオンライン英会話スクールだからです。
DMM英会話とNativeCampを通訳者が比較!スクールなしで英語を習得した私がすすめる理由
スクールなしで英語を習得した私が言えることは、「環境を作ること」が最重要だということです。私はアメリカ生活という環境がありましたが、日本にいる皆さんにとってのその環境が、オンライン英会話だと思っています。
DMM英会話もNativeCampも、今すぐ無料体験で試すことができます。まずは7日間、実際に使ってみてください。

